そして遂にオープン。
なんとかオープンを迎え、ある程度の形にはなった。(コンパニオン多め)
しかし、大変なのはこれからの半年になります。
どれだけお客さんがいるか。
どれだけ女の子が揃っているか。
どれだけちゃんとしているか。
クラブやラウンジというのは週5日から6日やっています。
キャバクラの場合は毎日。
キャバクラの場合は、広告費やキャッチを使うことでお客さんを集めることができますが、クラブやラウンジの場合、飛び込みで新規の人が来ることはほとんどない。
基本的にクラブやラウンジは、女の子のお客さんやその枝の人しか来店しないのです。
それを毎日コンスタントにお客さんを呼ぶ。これが新規店は非常に大変です。
案の定、お祝いのお客さんが落ち着いてきた1ヶ月後
売上もだいぶ落ちてきた。
なんとか経営者の身内周りには、お願いして使ってもらうような感じ。
でも当然つまらないから。来る回数は減っていく。
奇しくも高級感が拍車をかけて残念な感じを出している。
改装費・保証金と諸々の準備金で4000万円
さらに毎月の人件費、酒代、家賃で月1500万円はないとプラスにならない。
黒服(男性従業員)には、自分の昼間の会社のようにキツく当たる経営者。
<===キツく言えば大体の奴は、必死にやり始めるからな。しかし、夜の人間は違います。
それによってやる気をなくした黒服はやめていく。夜の世界は、アメリカ主義。
その日に解雇されることも、その日に辞めることもよくあります。
黒服が辞めると、黒服が引っ張ってきた女の子も辞めるケースが良くあります。
そうすると、お店の中はドンドン険悪なムードになっていく。
お客を呼べというプレッシャーが日に日に増していき。他の子も辞めていく。
新規オープンで1年間のうちに女の子の半分以上がいなくなる。そんなこと一般の会社ではまずないと思いますが、水商売の世界では普通に起こりえることです。
結果的に、どうなったのかは・・・・想像通り。
無駄なことに力を入れたせいで、本業もバランスが崩れてきた。
コロナでそれどころじゃない。
でも、今閉めると、赤字額は5000万円
毎月500万円近くの赤字が継続していく。
こんなこと本当にあるの?と思われがちですが、よくある事例です。
水商売がなぜ水商売と言われるのか?
それをわかった上で参入しなければ一般の企業の人は、こてんぱんにやられます。
物や機械を作るのではなく、感情を相手にする仕事は非常に大変です。
人気店のオーナーママは、なぜうまくいったのか????うまくいく人は何が違うのか?