例えば飲食店がわかりやすいかもしれません
どこの飲食店もこんなことがあるはずです。
いつも10人でお店を回しているA店
しかし、そこには問題があった。
10人のうち2人は全然使えない。
ペースが遅く、先読みする力も乏しいため、お客さんを待たせることに・・・・。
そのしわ寄せは残りの8人の負担になっていく。
それを全員で解決しようとするが、なかなか直らない。
直らないと言うよりかは、何が悪いのかわかっていないような状態だ。
こうなっていくと関係はドンドン悪くなっていく。
・なんであの2人の仕事をこっちがやらないといけないんだ?
・最近、チームがうまく言っていない。
・仕事が人間関係でやりづらい。
・言い合いになることも多くなってきた。
・違う人間を入れたほうがいいんじゃないか?
そこで、8人は直談判し2人を違う店舗に行ってもらい、新しく2人を入れることに成功。
これで、理想のお店を作ることができる
やっと仕事がやりやすくなる
・・・・・・と思われがちですが、これがなぜか案外うまくいかない。
新しい2人が仕事ができないわけでもない。
何が違うのか?
いじめる相手・言い合いする標的がいなくなったからです。
そう今までは、
自分たちのミスもどうせあいつら2人のせいだろう。となっていたのができなくなった。<==誰でもミスはするが、今までは共通の敵がいることでそこに怒りが向かっていた。
忙しくて回らない時も、八つ当たりするところがなくなった。
自分の負担は今までと変わらない<===だれかが楽をしだしている
これが続いていくとどうなるか?
全員の能力を洗い出して、また新たな敵を作り始める
・最近あの人楽してない?
・優先順位がなんかいつも違うんだよね。
・なんで私ばっかり動いてるの?
使えない2人を追い出したのに、それまで以上に店はギクシャクしていく。
多分どこの飲食店でもあるあるだと思います。
一般の会社だとどうなるのか?
会社も同じことがどこでも起こっている。
飲食店は、日によってお客さんの入りが違いわかりやすいですが、
会社の場合は、部署ごとでこういったことが起こっている。
営業では営業内で
経理では経理内で
製造は製造内で
現場では現場内で
管理職は管理職内で
最近、多いのが外国人労働者への八つ当たり
頻繁にニュースになっています。
日本語もたどたどしく、指定された会社を辞めることも出来ないため、一番の標的になっている
動画を見ると、暴行・いじめの酷さがわかる。これも氷山の一角だろう。
ベトナム人技能実習生は、働き始めて1カ月で日本人からほうきなどで背中や腰などを何度もたたかれたり、左胸あたりを安全靴で蹴られて肋骨3本骨折。会社は「階段から落ちたことにしておけ」と指示 https://t.co/fCJdz5ffVK
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) January 18, 2022
動画があまりにひどい。恒常的な暴行と嘲笑。あばらまで折られても重い借金があり長く我慢していた、意を決して監理団体に言っても止まらなかったと。「人間として扱ってもらえなかった。毎日、『今日は何もされないように、平和に過ごせるように』と願いながら出勤していた」 https://t.co/QC9FX3jSRD
— 望月優大 (@hirokim21) January 14, 2022
創業当時テレビで花畑農場がよく取り上げられていて、タレント田中義剛社長が従業員を怒鳴り散らしている場面を毎回観た。そういう人。 https://t.co/1ksVohNF3Q
— tsu💙🌻💛 (@tsu13741227) March 15, 2022
会社内で見れば、どこもかしこも問題だらけと言えます。
会社内での一番の面倒は人間関係。
人間関係を壊さないようにする(=従業員のいうことを聞く)と利益はドンドン落ちていきます
さらに、人数の多い大企業になれば、そこら中でいざこざやいじめが起きていることでしょう。(10人のチームでも問題が起きるわけですから)
終身雇用で流動生が低い日本の企業は蓄積されやすい
そんなことをしている間に、生産性は落ちていきます。(現に日本の生産性はダントツで悪い)
日本の会社文化が影響?
日本は終身雇用で、家族的経営。
これが問題を飛躍的に難しくしている。
何十年も同じ人間と仕事をし続ける
<===人間関係を壊したらやりにくいから言いたいことを言わない
<===なあなあで済ませるから、問題は後回しに
家族的経営
<==プライベートまで一緒にいることや、仕事が終わってからの飲み会。休日のゴルフ。
他の国ではどうなのか?
アメリカの場合、こういったことはありえない。
仕事は仕事。プライベートまで会うことはない。
無駄な残業もしなければ、会社の人と遊びに行くなんておかしい。
会社は仕事をしに行く場所で友達を作りに行くところではないからです。
そしてもう一つ、そういったプライベートで仲良くすることはNG。
決定権のある上司とプライベートでも遊びに行く?
それは平等ではない。
仕事は仕事で評価されるべき。
差別や平等を重視するアメリカではそういった関係はフェアじゃないと考えます。
確かにそうですよね。
縁故入社なんかが当たり前な日本ですから。
正直能力なんか関係なく、次期社長になっていく。
プライベートでも仲良くなった同僚たちが、ふとしたことで喧嘩して、その後ずっと険悪になるなんてよくありますよね。どこの会社も。
人間は誰かをいじめなければ生きていけない
誰もが平等な世界?
そんなものできるはずがない
人は、下に人がいなければ安心感を得られない
・会社での自分のポジション
・クラスでの自分のポジション
・テストの点数
・教師と生徒の圧倒的な上下関係
・上司と部下
・嫌なことが会った時の八つ当たり先 <=== 大概が自分よりも立場の弱い人間に向かいます。女性や子供
・下請けいじめ
・正社員と派遣社員
・タワマンの上層階と下層階
・外国人労働者
・バイト
・新入生
・清掃員
下に人がいることで安心できる
自分はドベじゃない。
自分よりも下な奴がいる
自分よりも貧しい奴がいる
自分よりも仕事が出来ない奴がいる
自分よりもかっこ悪い奴がいる
残念なことに、日本国民はそういったところがあります。
自分よりも下の人間を探し出し優越感を味わう文化。
そして上の人間を妬む文化
それでは成長はできません。
実際にしてないですよね。
逆に言えば、下を見ずに上を目指すような国。
アメリカや中国なんかは強いわけです。