テックキャンプがやばい|なんで失敗したのか?|プログラミングを考える

 

 

 

 

テックキャンプはなぜ失敗したのか?

 

 

一時期、人気になった大人のプログラミングスクール

 

YouTubeでも人気のマコなり社長

 

しかし、社内情報が流出します

 

株式会社div社員をリストラした時の社内向けのスピーチ動画が外部に流出してしまい拡散されました。

 

 

 

 

||一部抜粋ーー

人間の本質が出るところ、その人の器が出るタイミングというのは、

いちばんピンチのとき。いちばん苦しいとき、

自分のことで頭がいっぱいになるとき、誰かのせいにしたくなるとき、

経営陣のせいにしたくなるとき、もしくはもうコロナのせいにしたくなるとき。

誰のせいにもせず、すべて自分の責任だと。ここからどう生きるかだと。

それを考えられるかどうかだと。そしてこの会社に対して自分が一度決めた決断に誇りを持てるかどうかだ

 

 

 

売上が去年より落ち込み、リストラに踏み切ることを宣言する内容。

対外的には自分の責任で、謝罪の気持ちはあるが、謝っても社員が前を向いて進めるわけではない。

と言う内容から無責任という声が広まり炎上

 

 

 

 

 

・教室が全部閉鎖・統合される


 

・東京

・名古屋

・大阪

 

テックキャンプ の良かったところの一つに、周りの同じ意識を持った人と交流できるところでした。

 

家でのオンラインだとどうしても集中できない。

疲れているから後回しにしてしまう。

それが1週間2週間経ってやらなくなくなり辞めてしまう。

 

 

 

 

 

 

・入会金が10万5000円から21万7800円へ値上げ

・月々の月謝は21780円


月謝も最初は11500円くらいでしたが、2倍になっていますね。

 

 

 

 

 

 

原因を探る


 

Focus

・そもそもweb系の仕事が少ない

・WEB系の仕事は東京がほとんど

・下請けの下請けの下請けになる

・企業が欲しいの新卒

 

 

 

 

 

 

・そもそもweb系の仕事が少ない


 

 

だいたいIT系と言われる職業について

・おしゃれなオフィスで

・フラットで

・フレックス制で

・給料は高額

というイメージをもたてがちですが・・・・・

 

そんな会社はない。あってもほんの一部です

それに憧れを抱いた意識高い系の人が多く受講していた感じ

 

また、WEB系の仕事は給料が安いです。

まだ会社も若い場合が多いので、無理な労働やコンプライアンスも意識が薄い

 

ベンチャーといえばかっこいいですが、そんなに良いものではない。

 

 

 

 

 

 

・WEB系の仕事は東京しかない


 

 

WEB系やデザイン、アニメーションの企業は東京にあるのがほとんどです。

 

理由は、だいたいの大手企業の本社が東京に集中しているから。

 

企業が広告や宣伝をする広報部署は本社にあります。そこに電通や博報堂が入ってくる。

 

本社のマーケティング部やCM、広告を発注することになりますから、必然と近い方が綿密な打ち合わせが行いやすい。接待もしやすい。

 

地方にいては急な変更や打ち合わせやニュアンスが伝わりにくい

 

リモートという方法もありますが、画面越しではやはり限界があります。

 

東京通勤圏の人ならばいいですが、そうでないと厳しい面がある。

 

 

 

 

 

・下請けの下請けの下請けになる


 

発注する企業がいて、最初に請け負う企業がいて、そこから仕事をもらう下請けがいて、そこから仕事をもらう下請けがいて、最終的に制作するのは数名の企業や個人。

 

大企業などの仕事を直接請け負うことは無理です。

もう完全にピラミッドは完成されている

 

 

また、WEBやデザインなんかの制作物は簡単に模倣されます。

 

 

 

 

・企業が欲しいの新卒


 

これが本音になります。

企業は右も左も分からない、IT系の知識を持った新卒だけが欲しいのです。

 

社会にでて、いろいろ経験してコンプラなんかの知識をつけた人間は扱いづらい。

 

ましてや業務経験のないスクール卒の未経験は、教えないければいけないからさらにめんどくさい。

 

なぜ何も知らない新卒がいいのかというとコレ

 

 

 

           
 

 

 

 

 

 

テックキャンプ:受講してみて思ったこと

 

 

 

 

 

やっている事は非常に面白い

 

Focus

・アップデートしない教材

 

・Unity    Swiftをなぜ終了させたのか?

 

 

 

 

・アップデートしない教材。


 

基本的に教材が最初から変わっていない。

HTML・CSS

Ruby

Ruby on Rails

Python

SQL

 

細かなアップデートはされているようですが、やることは同じです。

ツイッターのようなものを作って、映画の評価サイトを作って終わり。

 

この2つのサイトを作るのが悪いとは思いませんが、もう何年も運営しているのだからいろんなサイトの作り方をやってもいいのではないだろうか?

 

これだと一度やった人(意識の高い層)は、もう一度学び直そうと思わなくなる。

 

運営側は、この2つのサイトを作ることでプログラミングの基本を理解できる。それでOK、卒業と思っていると思いますが、その次の層を取り込めない以上、

お金に余裕のある意識の高い層を掴んだ方が良かったのではないだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

・Unity    Swiftをなぜ終了させたのか?


 

私が通ってきた頃は、UnityやSwiftの講座も用意されいた。

 

Unityとは、ゲーム制作エンジン。

UnityでC#を使って、ゲームを動かしていく。

VRもあり、これが一番わかりやすく、面白かった。

 

 

Swiftは、iPhoneのアプリを作るプログラミング

Xcodeと呼ばれるアップルが提供するソフトウェア開発環境

 

この2つは、視覚的に確認できるので、なぜ思い通りに動かないかを実際に確認しながら進めることができる。<===初心者にはわかりやすい。

 

なぜか途中からこの2つのコースがなくなっていました。

 

 

 

 

 

 

専門学校にするべきだった?


 

TECH CAMPは厚生労働省が認定する給付金制度の対象スクールになりました。が時すでに遅し、カリキュラムも今のままでは薄いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

一巡した意識の高い系層

 

           
 

 

テックキャンプ が登場した頃、

なんとなくこれからITが急成長していくという雰囲気はみんな感じていたと思います。

特にAIという言葉が頻繁に使われ始めた頃。

 

できて数年のITの会社がどんどん大きくなり、

作業は効率化され、

アメリカのGAFAの株はドンドン上がり、

iPhoneが毎年でるたびに、行列ができニュースになるぐらい。

 

 

 

しかし、プログラミングなんてやったことない。

自分たちが学生だった頃は、C言語くらいでオタクがやるような感じ。

そのころのパソコンは非常にスペックが弱かった。

 

 

学び直せるならば学び直したい

でも今更、大学や専門学校に行く時間もお金もない

 

 

そこで登場したのがテックキャンプ でした。

 

大人になってからのプログラミングスクール

 

 

C言語ではなくRubyでWEBサイトを作る。

教室があって質問し放題。

他にもAI関連、フォトショップやSQLも勉強できる

 

これが、社会人になった意識の高い層に当たりヒットする。

 

しかし、その層も一巡し、次の層へ、またその次の層へとはならなかった。

 

 

 

 

 

 

なぜ、露骨に値上げする必要があるのか?


 

値上げばかりしていくのに、教材は同じまま

 

プラス意識の高い層は減り、次のレンジにはハードルが高い。

 

 

 

 

 

 

最後にwebアプリ

 

SNS_みなんさん何を使っていますか?

 

Twitter 

Instagram  

Facebook

TikTok

 

 

スマホは?

iPhone・Android

 

 

ネットショッピングは?

Amazon

 

 

動画は?

YouTube

Netflix

Amazonプライム

 

 

 

 

 

 

 

逆に日本のSnsはことごとく撤退

Mixi   Ameba   

 

日本で作られたアプリは日本でしか使われていない

日本でweb系で求められているのはせいぜいホームページか既存のサービスの点検やゲームぐらい

ゲームとかになるとそれこそ専門学生の分野です。

 

 

 

 

ITを放棄した日本

プラットフォームを自国の物を使わないということ。それは利益を丸ごと他国にやっているようなものです。

 

 

 

 

ITの時代が来るのはわかる。

進化のスピードも早い

 

自分たちも作ってみよう勉強しようとはならなかった日本

 

めんどくさいから作ってもらった物を使おう。

法整備するのもめんどくさいから他国のルールでやってもらおう

 

 

そっちの方が楽だからいいよね。安いし。

 

 

仮にそれで儲けれなくても、それを使ってインフルエンサーとして使おう

そんなことはみんな考えます。

ツイッターやインスタで宣伝するなんて普通のことですから

 

 

 

 

 

 

 

テックキャンプ社長マコなりさんが言っていた言葉。

 

自分はマークザッカーバーグに憧れ、彼のような実業家になりたかった。

 

 

確かに、初期のテックキャンプ

それは、今までにないサービスでした。

社会人になってからのプログラミング教養サービス。

実に画期的で、上を目指したい社会人にはとても好評を得ていました。(店舗教室を展開していたのはテックキャンプだけ)

実際に自分も体験することで、ITに関して非常に興味を持つようになりました。

 

しかし、急激な拡大化で足元を救われる。(今でもテックキャンプホームページは月300万回再生されているが)

 

プログラミングスクールではなく、インフルエンサーに力を入れてしまった。

 

同じようなプログラミングスクールがどんどん増えた。

 

最初の頃の金額よりも倍になった授業料

 

未経験を煙たがるSES企業

 

 

そして、日本の閉塞的な団体や企業。

 

どこまで言っても、テックキャンプは日本から出れない。

 

 

Facebookの場合、アメリカ国内だけでなくすぐさま海外にも展開していきます。

 

やはり英語圏は強いです。

 

日本だけの需要ではかなり厳しかったのかもしれません。

 

日本の経営層は、この先IT技術は必要だと分かっていても、なんとか自分のポジションを守って逃げ切ることしか考えていませんから。

 

日本のIT産業はほとんどが海外のものです。

 

 

中国やインドの法人も日本にわんさか入っています。

 

このまま行くとどうなるか????

 

 

 

日本は観光と金融の国になることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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