この人の頭の中はどうなっているんだろうか?
いい車に乗るわけでもなく
高い食事を食べるでもなく
いい服を着るでもなく
ただひたすら、、、、、自分と会話しているような。
今までの自分と会話することで、新しい何かを作り出す。
【風立ちぬ】
ファンタジーではなく、実際に存在した人物をモデルに描いた作品。
今までの宮崎映画と期待して観た人は、子供なんかはちんぷんかんぷんだったかもしれない。
しかし、彼は作り上げた。
それが最後の長編作品として、日本にメッセージングするために。
今までのキャリア (宮崎映画 = ファンタジー)を捨ててでも、
日本の人間、世界の人間に訴えたかったこと。
美しい飛行機を作りたい。
この映画の趣旨はそこです。
でも、時代がそうさせてくれなかった。
宮崎さんは自分の宿命なんだと思ったはずです。
自分が今生きている世界に、何を伝えればいいのか?
何を伝えられるのか?
知ってもらえるのか?
巨匠となった今だからこそできること。伝えられること。
人間に生きる意味。
綺麗なところだけ見せたかった奥さん。
これを、最後のキャリアとして、作った宮崎さんは当時70才以上
何でもかんでも簡単に作れてしまう時代。
簡単に人を評価してしまう時代。
人の下につくのが当たり前の時代。
裕福と大量消費と大量廃棄。
一体そのさきに何があるというのだろう
最後までアニメーターとして生きていくんでしょう。
現在、君たちはどう生きるか
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