最近Amazonの宅配の記事をよく見るようになってきた。
個人事業主への業務委託
😱1個いくらで運んでいたのが1日いくらに変わった
😱今まで100個だった荷物が200個に
😱休憩取れずトイレに行く時間もない
😱人手が不足して高熱でも配達を強いられる
😱このままでは事故を起こす可能性が高い
😱朝9時から13時間ほとんど休みなく運び続ける
😱配達ルートを指定するアプリの利用が指示されている
😱Amazonから命令のもと、配送を行う形となっているとのこと。また、割り当てられた荷物を断ることもできない。
なるほどなるほど。
実際に業務委託している私からすると、少し違和感を覚える内容になっています。
まず、最初の大前提
Amazonの宅配ドライバーをやるには、2通りの方法があります。
主なTOPIC
一つはAmazonと直契約するAmazonフレックス
もう一つは、デリバリープロバイダーと契約するデリプロ ドライバー
上記の不満は、デリプロ に所属しているドライバーの不満が大きく報じられているように思えます。
『アマゾン宅配委託された「個人ドライバー」、運送会社と「事実上の雇用関係」…異例の是正勧告』 https://t.co/TsqkPxmxNp
>「アマゾンジャパン」の荷物の配送を受託する複数の協力会社のうち最大手/ 「丸和運輸機関」 / 労基法で定められた労使協定を結ばずに法定労働時間(1日8時間)を超えて働かせ pic.twitter.com/lmzImNm83D— sak (@sak_07_) May 29, 2022
あらら😅
丸和運輸機関さん
ついに狙い撃ち🔫されちゃいましたね
あのピンクの制服も本来はダメなんですね、知らなかったです😅アマゾン宅配委託の「個人ドライバー」、運送会社と「事実上の雇用関係」…労基署が是正勧告
読売新聞オンラインhttps://t.co/MhNDx7Apdr— Maji@軽貨物運送 (@Maji42454058) May 28, 2022
この丸和運輸からさらに多くの協力会社が委託ドライバーを募集しています。
Indeedで配送ドライバーと検索すると出るわ出るわ
・大手通販サイトの配送ドライバー
・業務委託
・置き配達でラクラク
・日給15000円〜
・軽バンレンタル
・月給45万〜71万
・週休1〜2日
・8時から21時まで休憩自由
・当社の社員やスタッフと会わずに働けます。
車両リース料 0円
車検費用・自賠責保険 0円
タイヤ・オイル交換・エアコン修理等 0円
自動車税 0円
全て0円ですが、多分毎月の手数料として報酬(自分の売り上げ)の20〜30%が天引きされることでしょう(求人に記載なし)
このような求人が自分の地域だけで10社ほど出てきました。
これらの会社はただの仲介役で働く環境はデリプロ の拠点で働くことになります。この時点で3次下請け。
3次下請けで終わりではありません。悪どい求人ですとさらにこの下に所属させて業務委託契約をするところもある。そうすればさらに報酬は引かれます。
これが現実です。
当然3次下請け4次下請けですから、冒頭の不満理由が生まれてくる。
こう言った環境を作り出すことでニュースになり、多くの人に広めてしまう。
結果的に
配送ドライバーはブラック
Amazonはブラック
配送品質も悪い
<<===人が集まらなくなる
私がやっているAmazonフレックスはどうかと言うと、やることは変わりません。
Amazonの荷物を個人宅や企業に届ける仕事です。
😱1個いくらで運んでいたのが1日いくらに変わった?
最初から時間報酬です。1日いくらではなく、時間いくらで払われる。
😱今まで100個だった荷物が200個に?
これは確かに。確実に荷物の量は増えている
😱休憩取れずトイレに行く時間もない?
ないと言えばないが、トイレにいく時間くらいはある。
😱人手が不足して高熱でも配達を強いられる?
業務を開始する前に体温チェック・アルコールチェックがあります。高熱ならばその時点ではじかれる。
事前にオファーをキャンセル(24時間前でも)して、サポートに理由を報告するのがベスト。
😱このままでは事故を起こす可能性が高い?
公道を使う以上、宅配業界全て事故を起こす可能性はあります。
😱朝9時から13時間ほとんど休みなく運び続ける?
これはデリプロ の場合。フレックスは時間報酬です。
😱配達ルートを指定するアプリの利用が指示されている?
これは逆にありがたいのでは????
配達エリアは市内全域です。どうやっても全てのお宅を覚えるのは不可能です。
😱Amazonから命令のもと、配送を行う形となっているとのこと。また、割り当てられた荷物を断ることもできない。?
業務を受けるのも受けないのも自分次第です。
やりたくなければ、オファーを受けなければいいだけです。
強制ではありません。
Amazonフレックスの場合、自分には無理だ。もうダメだ。事故りたくない。と思った瞬間、オファーを受けなければもう仕事をすることはありません。
しかし、デリプロ などの傘下に入ると、条件をつけられることもあるそうです。
半年以内にやめた場合違約金が発生。
辞めてから半年は軽貨物の仕事をやってはいけない。
軽バンをその会社からリースしてもらっているとさらにめんどくさいことになるかもしれません。
今まで見てきた中で、こう言った疑問が生まれると思います。
Amazonフレックスの方がいいじゃん。
なぜ、みんなAmazonフレックスで稼働しないの?
デリプロ は週5で仕事が決められている。
オファーがなくて仕事がないと言う状況になりません。
Amazonフレックスの場合はオファー制、閑散期などになるとオファーが取り合いになります。
これはUBERと同じです。天気のいい日や気候のいい春秋は、自転車やバイクで配達する人が多くいます。
ドライバーが多い = オファーが分散され鳴らない = 仕事がない
Amazonからしても、どんな時でも働いてくれるデリプロの方が荷物を運んでくれるから多くの荷物をデリプロに預ける。
それがそのままドライバーに還元されるのならば、デリプロはここまで不人気にならなかったことでしょうし、ニュースにも大きく取り上げられなかったはずです。
実際に働くドライバーのところまでお金が還元されず、仲介業社がそこで利益を止めている。
宅配ドライバーだけではない。
世の中のあらゆる仕事に派遣社員、外国人労働者を使っているのが現実です。
結果的に、それが格差となって日本の将来を揺るがせることになる。