アマゾンフレックス
個人がアマゾンから委託してアマゾンの商品を配送する仕事
主な流れはこんな感じ
ヤマトが値上げを示唆。
しかし、アマゾンはそれに難色。
ではどうしようか?
よし。街の配送業者や個人の人に配達してもらおう
このデリプロやアマゾンフレックス が普及し出したのは結構最近の話です。
アメリカで始まったのが2015年から
日本で本格的に始まったのが2019年
まだまだ最近の話で試行錯誤の状態であり新しい働き方と言えます。
アメリカのアマゾンフレックス は値上げを実施
さて、今までアマゾンの大半の荷物をヤマトに委託していましたが、
今では40%以上の荷物をデリプロ、アマゾンフレックス でまかなっていると言われています。
しかし、最初は手探り状態、アマゾンも本当に宅配業者じゃなくて大丈夫かと思ったはずです。
アマゾンからしてみれば賭けに近かったのではないだろうか。
蓋を開けてみたら・・・・・・
アマゾンフレックス で働く個人事業主
日本人は真面目
日本人は、本当に真面目です。
言われた指示通り
言われた要望通りに行動してくれる。
時間指定も守るし、荷物も丁寧に扱う
喧嘩もしない。
荷物を捨てたりもしないし、盗んだりもしない。
数が多くても文句言わずに配達する。
配完率も90%以上
ヤマトよりも断然安く、抑えることに成功
何も、フリーランスが困っているからアマゾンフレックス を強化しているわけではありません。
アマゾンから見て、そっちの方がいいから。
同じ荷物でコストが安ければそっちに任せると言った感じです。
最終的に荷物がお客さんのところに届けばいいわけですから。
治安の良さで置き配がうまくいく
海外なんかでは、スリに注意しなければいけない
荷物を落としたら、まず帰ってこない
置いてあるものは速攻で盗まれる。
これが結構普通の考えです。
しかし日本は・・・・
財布は交番に届けられる
電車に忘れた荷物はそのまま置いてある
鍵をつけたままの車
飲食店でさえ財布を置きっぱなしで席を離れてもそのまま。
これが普通な日本人ですが、世界からみたら異常だと言われます。
必要な時に必要な人数を確保しやすい
どこの宅配業者も忙しい時期と暇な時期はあります。
それはどこでも同じでしょう。
しかし、従業員を雇ってしまえば、暇な時でもそのコストは払わなければいけません。
かと言って切ってしまえば忙しい時に人手が足りなくなり、過労状態になる<<===人が辞めていく
最近は、暇になったら委託業者を切る大手宅配業者も増えていますが、大丈夫なんでしょうか?
そこで、アマゾンフレックス
アマゾンフレックス はオファー制です。
その日の、荷物に対して対応できるだけの人数を確保できればいいわけです。
無駄なコストが必要なくなります。
車もアマゾンフレックス のドライバーが用意してくれます。
ガソリンも払う必要ありません。
保険もドライバーが契約しています。
雇用保険も社会保険もアマゾンが補う必要はありません。
その代わりに、フレックスドライバーには、普通の仕事よりも割増な報酬が支払われる。
要は腐れ縁のない関係。
もしも荷物が届かないと言われたら・・・・
ここもアマゾンの強みが発揮します。
アマゾンはカスタマーセンターに力を入れています。
日本の企業のように
・無駄に長い待ち時間
・なかなかつながらないコールセンター
・電話するだけで1分30円。<===商品が届かないことを伝えたいだけなのに
これでは、怒りがさらに増していきます。
アマゾンは知っている。
怒りは持続しない。
電話する人は、だいたい怒って勢いに任せて電話する。
それで待たされたら余計怒りがます。
そこで、
・できるだけ早く繋がるように人員を多くしている。
・すぐに再配達ができるシステムを構築している
・カスタマーの人の謝罪体制は完璧<<===怒りを増幅させない
この荷物が届かない
破損している
などのクレームに対して、アマゾンは本当に優れている。
だから、またお客さんはまた注文する
そして、これができるのは・・・・・商品は全てアマゾンの管理下にあるからです。
アマゾンが全ての商品の在庫や仕入れなどを握っている
・ヤフーや楽天なんかは、各商店がヤフーや楽天に商品を陳列しているイメージ
・アマゾンは、全て自社で取り扱っているイメージ
そのため、在庫の状態を把握しすぐに各地域に配送体制に入れる
全て一括で注文できる<<===ヤフーや楽天は、お店ごとの配送ですよね。だからいろんなところで注文すると受け取りが面倒
アマゾン ハブロッカー
最近至る所に設置されているアマゾンハブロッカー
ドラックストアやスーパー、コンビニ、なんかの普段立ち寄るところに設置してあるやつです。
これ何気にすごい便利です。
基本的に家にいない人
ちょっとコンビニ行っている間に不在届が入っていた人
家に在宅していない時でも、急用ができて家にいない時でも、買い物ついでに荷物を受け取ることができる。
これがもっと普及すれば宅配の人は楽になると思います。
まだ、データは蓄積されていない
調べたところまだ、アマゾンフレックス が本格的に稼働して2年ぐらいなんですよね。
私は2020年の7月頃からスタートしましたが、
・確かにその頃は、荷物の量がバラバラ。
・無謀な量の荷物と時間指定
・マニュアル化されていない倉庫
・ゼンリンアプリではなく、Google マップでの配達<<===詳細な情報がわからない
・配送ルートもバラバラ<<===これは今でも
これで、辞めていったドライバーも数多く聞きます。
アマゾンのとって、非常にもったいない使い方をしたんではないでしょうか。
しかし、まだ2年。これからさらに進化していくと考えられます。
・ルートの完全性
・マンションの入り口の詳細
・ドライバーの賃金値上げ
・自動オートロック解除の増加
・不在な時は、先に報告してもらうシステム
・電気自動車
・アマゾンハブロッカーだと割引
アマゾンで注文する人は今後減少するか?
アマゾンで注文した人はわかると思いますが、どこのECサイトよりも早く安く使えます。
ワンクリックするだけで商品が自宅まで届く。
それをわざわざ商品があるかどうかもわからない、実店舗で購入するとは思えません。
値段的にも、アマゾンに敵うところは少ないでしょう。
街中の電気屋さんは、メーカーからでなくアマゾンから仕入れをするという話があるぐらいです。
一度楽を覚えてしまえば、それは当たり前になります。