人手不足による倒産が400件
それでも変わろうとしない企業体制
2018年度の人手不足による関連倒産は400件ほどだったそうです。
主な理由としては、、、
後継者がいない 269件
人件費等のコストアップによる倒産 30件
従業員退職 25件
圧倒的に後継者がいないのがよくわかります。
なぜ後継者がいないのか?
以前までは、息子が父親の事業を継ぐのが普通でした。
しかし、子供は小さい時から、親の仕事を見ています。
ほとんどの会社が中小企業か零細企業でしょう。
どんなに頑張っても儲からないことはわかってしまうものです。
下請けはどんどん値下げ競争に巻き込まれ、ゆくは海外で生産が始まり、いつ仕事がなくなるかビクビクしている時代、、、、。
それを子供に継がせるのに難を抱いている経営者様は多いと思われます。
よほど特殊な技術がなければ勝ち残れないんじゃないでしょうか。
終身雇用は終わりを迎えようとしています
2019年4月19日夜中、日本経団連の中西宏明会長が言った言葉
『正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。
どうやってそういう社会のシステムを作り変えていくか、
そういうことだというふうに(大学側と)お互いに理解が進んでいるので』
この言葉が意味することとは?
経団連とは、日本の大企業が集まり、日本の今後の経済に関して情報交換する団体です。
中西氏(日立製作所会長)は現在の会長職となります。
ちなみに現在の経団連の役職者を見てみると、、、、
副会長 三菱重工業社長
三井物産会長
日本郵船会長
三菱商事会長
大成建設会長
三井住友フィナンシャルグループ会長
ANAホールディングス社長 等
審議員会議長 野村ホールディングス会長
副議長 伊藤忠商事会長
パナソニック会長
みずほフィナンシャルグループ会長
IHI会長
三井不動産社長
アステラス製薬会長
アサヒグループホールディングス会長 等
嫌になるほどの大企業のトップが集まった団体となっております。
つまり、大企業はもう終身雇用を続けられることはできません。
社会保障、年金、ボーナス、退職金は期待しないでね、、、、。
と言うことになります。
金融でトリクルダウンは起こらないが、
働き方ではすぐにトリクルダウンは起きます。
大企業が終身雇用はもう無理と言っていると言うことは
中小企業や零細企業は当然無理だと言えます。
上の画像は、少し大げさですが、トリクルダウンが金融で起こらないことがよくわかりますね。
お金は、下に落としたくないが、引き締め政策なら速攻で下に要求します。
今後、人手不足倒産は少子化と終身雇用崩壊により
今の比ではないくらいに増えると予想されます。
今後予想される流れ
終身雇用の崩壊により将来が不安になる
(ちなみに現在の就職先ランキングは、地方公務員と国家公務員が2トップです。)
====>ますます、正社員の数は減っていく。
====>雇用が不安定になり、婚姻率の低下
====>少子化はますます進行
====>怖いのは、インフレになり日本円に対して価値が下がりすぎた場合。
====>若者の減少により、国の経済は回らなくなりかもしれない。
現在の、大企業は株主至上主義を貫いています。
それが、悪いとは思いません。
しかし、海外の投資家による圧力に負けて配当率はここ最近、
上昇する一方です。
そのお金が、海外に流れることにより、
日本はいつまで経っても下にお金が入ってこない。
従業員は、疲弊していくばかり。
コンビニは外国人バイトばかり。
それでも、従業員はサービスで残業する・・・・・・・・・。
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New Style Generation
人を使い捨てにしてきた企業は必ずツケが回ってくることでしょう。
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