大型免許を取ったが、実務経験がないと言う人。
当たり前ですが、どんな業界も誰しもが未経験からのスタートになります。
そんな未経験で雇ってくれるところって・・・・?
もう30歳を超えているし・・・・・。もう40歳超えているし・・・・。
どうせブラック労働なところばっかしでしょ?
ぶつけたら自分で弁償させられる?
すでに運送業界で働いている人が身近にいるのであれば、そういった話も聞くことができるでしょうが、実際のところ身近にいない、ネットにも情報がない、なんて事がほとんどです。
興味はあるんだけど、どうしたらいいかわからないと言う。そんな人たちのために・・・・・・
運送業界未経験でトラックにも乗った事のない自分がどこまでできているのかを掲載していきます。
これはフィクションではありません。
自分の経験は個人宅配・Amazonフレックスを3年半やっていた。
個人宅配をやっていたのなら、運送業界未経験ではないんじゃん。
そう思われるかもしれませんが、
個人宅配(軽貨物での個人委託)と運送業界(大型トラックでの運送・正社員雇用)は別と考えた方がいいです。
同じ車業界というカテゴリーでも製造部と企画設計部ぐらい違います。
主な違いは・・・・
車両の大きさ・・・・・
Amazonフレックスは軽貨物(軽バン)の車両、運送業界はトラック。10トン車の場合、軽バンの3.5倍です。
1日の移動距離・・・・・
Amazonフレックスの場合、移動距離は100キロ未満。配達エリアに入ってしまえば50キロも走らないことが多いのではないでしょうか。その分荷物を持って自分の足で移動することが多くなります。
トラックの場合は1日300キロから700キロまで幅広いです。
1日の配達件数・・・・・
Amazonフレックスの場合、8時間ブロックで100件150個くらいの荷物。
大型トラックの場合は、1日数件。
1日の労働時間・・・・・
Amazonフレックスの場合は、オファー制なので自分が取得したブロックの時間以上は働く必要がありません。
しかし、配りきれずに未配になってしまうと評価が下がっていき、アカウントがバンされていきます。
トラックの場合は、1日の拘束時間は原則13時間以内、延長する場合は最大16時間。 1カ月の拘束時間は原則293時間以内、最大320時間。 年間の拘束時間は3,516時間以内。長距離で車中泊の人も大くいます。
個人事業主か会社雇用か・・・・・
Amazonフレックスをはじめ、個人宅配の仕事は個人事業主の個人委託が多くを占めています。個人事業主なので全ての責任は自分が追うことになります。
トラック・運送業は、正社員雇用になります。制服や車両はもちろん、社会保険・雇用保険も加入することになります。
よく2024年問題で荷物が届かなくなると言われますが、個人宅配は個人事業主なので2024年問題には該当しません。(今のところ)規制されるのはトラック業界や、大手の宅配会社の正社員の人になります。
さて、そんな自分がいきなり大型トラックに乗ることになります。
次回、なんでタンクローリーなのか?