ドライバーの今後予想
2015年 76万7000人
2030年 51万9000人
30%以上少なくなる見通し
10億トンの輸送力が足りない
日本国内の物流は9割が自動車で運搬されている。
全職種と比べて2倍の求人倍率
長時間労働のトラックドライバーだが平均所得は463万円 (全産業489万円)
2024年
時間外労働の上限が年960時間に制限
今後の予想はどれも悲観されるものばかりの物流業界
特にドライバーの人数
2015年 76万7000人
2020年 66万2000人(-105000)
2025年 57万8000人(-84000)
2030年 51万9000人(−59000)
あと数年で、少なくとも25万人の人手が足りない状況になります。
あれ?年々不足の人数は少なくなっているけど???
これはあくまでも予測です。
実際にはこれ以上の減少が起きても何ら不思議ではありません。
特に2024年の改正でどうなるか????予想がつかないのが現状です。
でも近いうちに自動運転で人がいらなくなるんでしょ????
私も、この業界を知る前は、そのように思っていました。
自動運転で目的地まで何もせずに運ばれて、また自動で荷物を積んで自動で走っていく。
そんな風になると世間の風潮やITの進化、メディアを見る限り本当にそう思っていました。
実際は・・・・
完全無人運転が実用化されるのは2040年以降
高速道路などの限定領域内の自動運転(レベル4)は2030年ごろ。
これは乗用車の場合でトラックなどの大型車両の場合は、車両の大きさ(カメラやセンサーの数・システム)・事故による被害は甚大など問題もあります。
トラックドライバーの仕事は運転だけではない。
荷役も仕事の一つです。
倉庫はDXで荷役の必要はない?
最終的に、荷物を安全に積み込むのは人の仕事になります。
荷物の過重バランスだけで、横転の危険性もあります。
災害時、自動運転は役に立つのか?
道路が分断された。道がない。嵐や大雪・夕日・対向車ハイビームによる視界不良。
自動運転はカメラで情報を取得し、カメラに映ったものやセンサーで認識して走行する。
仮に道路が分断されて通れないのに、
いつもはあるからこの道は大丈夫と突っ込んで行ったらそのまま落ちていきます。
嫌がらせや悪戯
人が見ていないと人は、思いもよらない行動を取ったりします。
旅行先で気分が上がり、おとなしい人間がイキり始めたり。
そこで起こりそうなのが、当たり屋や嫌がらせ・炎上目的。
自動運転のトラックに、急に飛び出してきて慰謝料を請求
トラックは急ブレーキをかけて人身は回避できたが、荷物は急停車でグチャグチャになり損害賠償。
犯人は完全防備で特定不能。
誰の仕業???(元従業員やライバル会社?物事の訓別がつかないインフルエンサー?)
高速道路での自動隊列走行
2月22日、新東名高速道路の浜松SA~遠州森町PA間(約15km)にて、3台の大型トラックが時速80kmで隊列走行を行いました。先頭車両以外の運転席は無人。2020年度内の実現に向け官民一体で開発を進めてきた技術です。SA内でも安全な車間を取り、スムーズに発車・停止することができました。 pic.twitter.com/U7GJcCb2e6
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) March 9, 2021
「高速道路におけるトラックの後続車無人隊列走行技術」
新東名高速 遠州森町PA~浜松SAで行なわれた実証走行の様子(3分10秒)https://t.co/8VQj7dw2Xj @YouTubeより
— 丹波栗@おっさん (@tamba96) January 22, 2023
これは近い将来実現可能レベルかもしれません。
あくまでも高速道路という歩行者なんかがいない道
ひとりで3台分の運転ができればかなりコストは下がることでしょう。
問題は高速道を降りた後、どうするか?
ドライバーをそこに待機させていては意味がありません。
ドライバーが何らかの理由で間に合わなければ、トラックは放置された状態?
今後の予想ですが高速出入り口付近の土地は高値になっていくと思われます。
高速をそのまま隊列走行で降りて、入り口が出口と直結するような感じに。
そうすれば、ドライバーを用意しておく必要がない。
自動車メーカーなんかだったら自分たちで専用の出口を作り出すかもしれません。
ドライバー不足やコスト面からしてもそっちの方がかなりいいのでは??
色々書きましたが・・・・・・
今後の物流業界
かなり変革する
コロナ初期と同様に、変革時はあらゆることが変わっていきます。
今までのパワーバランスが崩れ、新しく伸びていく会社、新しいサービスが生まれる。
私は悲観することではなく、むしろチャンスだと思っています。
既得損益が崩壊すれば、新しい時代が生まれる。
果たして、このしがらみだらけの物流業界を変えることはできるのか???
今後とも注目していきます。