【2024年問題】その後どうなるのかを見てみる

 

 

 

2024年4月


 

スタート

 

これによりドライバーは働ける時間が大きく減ります。

 

残業なんかで稼いでいる人は、軒並み稼げなくなることに・・・・。

 

今までと比べて稼げなくなると・・・・ドライバーはやめていきます。

 

さて、次の人は入ってくるのか?

 

 

 

 

トラックドライバーと休憩|荷主絶対主義で待機場所もない

 

 

 

もうこの2024年問題、検索すればいろんな情報が出てくる。

 

とりあえずググってYouTube見てTwitterをみる若者がその情報を見てやろうと思うのか?

 

大型免許を取るにはお金が必要になります。。

 

 

 

 

 

 

ほとんどの企業は甘くみている。

 

まあ大丈夫でしょ?

 

なんとかなるでしょ?

 

長い付き合いだから・・・

 

今まで通り運んでくれるでしょ?同じ値段で

 

代わりの業者はいくらでもいるし・・・・

 

 

 

 

 

物流の世界は、ドライバーの運転時間によって成り立っている。

 

一人当たりの運転時間が規制されるということは、今まで以上にドライバーが必要になるということ。

 

 

辞める人が多くて入る人が少ない

 

他で例えるならば少子高齢化と同じ

 

電気の値上げと同じ

 

 

 

 

 

2024年の年末あたりはもしかしたら物流パニックになっているかも知れません。

 

物流の問題は物流業界だけで終わらない。あらゆる産業や個人消費者に波及していきます。

 

・ドライバーが足りない
・荷物が運べない
・物が届かない
・営業できない

 

 

そうなって初めて人は本当の怖さに気付きますが、ほとんどの人は起きるまでわかりません。

 

 

 

 

一番の問題

 

増えすぎた会社と多重下請け構造

 

 

 

自由化により、運送業は増えすぎた。

 

増えると起こることはどこの業種も同じです。

 

値段による差別化

ダンピング(投げ売り)

 

 

 

なんとか仕事を貰おうと、安い値段で交渉する。

仕事を請け負えたのはいいが、利益が薄い。

 

利益が薄ければ、従業員の給料も薄い。

 

仮に運賃が今の2倍だったら・・・・・従業員の給与も1.5倍くらいにはなることでしょう。

 

 

 

 

多重下請け構造と水屋

 

 

 

 

貨物利用運送事業(水屋) 


 

・運送業と比べて許可取得が容易

 

・トラックを所有しなくてもいい

 

・電話で依頼を受けて、トラックを手配する

 

・コネを利用できる

 

 

 

 

他の業種で例えると人材紹介・不動産仲介業と同じです。

 

水屋は全国で2万社以上もある。

 

有名なのがトランコム。同社の協力会社は1万3000社にのぼる。

 

 

 

 

他にも

Uber・出前館・・・・・これらも同じ。お店とお客さんを繋ぐプラットフォーム。

ピックゴー・・・・・・個人事業主(軽貨物)でも取引できるプラットフォーム。

(ピックゴーホームページ)

 

 

 

 

 

何も水屋自体が悪いわけではありません。

 

例えば、東京から三重県までの配送。

 

無地に荷物を届けて終了。しかし、帰る時の荷物がない。

 

荷物がなく、そのまま帰ってきたのであれば無駄でしかありません。

 

でも三重の荷物事情がさっぱりわからない。

 

そこで水屋に情報を聞いて、荷物を探してもらい帰りの便を作る。

 

 

 

 

 

 

問題なのは・・・・・

 

足元を見ての悪どいピンハネ。

 

3重4重にもなっている下請け構造

 

水屋が多くなりすぎたことでこのような事態が起こっている

 

水屋の多くは、

大手の小会社だったり、

大手から独立した人、

コネを持っている事業者、

捌ききれない荷物を下請けに

 

 

この場合、大手からの仕事が真っ先に降りてきて、あとは業者を探すだけでかなりの手数料を取ることができる。

 

 

 

 

今後ピックゴーのような全ての情報が誰でも手に入るプラットフォームはできるか?

 

 

物流業界の闇は深いです。

 

しがらみや派閥、縄張り、かなり細かく決められている。

 

 

変革は難しいと思います。

 

 

 

そして実際の運ぶ運送業者

 

運送業者の歴史も長いです。昔ながらの付き合いをしている会社は強い

 

そして安定を望む。仮に5社と契約していて今のところドライバーは余らすことなく運行できている。

 

これが大きく流動することで、2社が違う会社に移ったとすると30%ほどのドライバーが運行できないことになります。

 

トラックも余る・人も余る。そんなことが頻繁に起これば事業として成り立たない。

 

 

荷物は多ければ多いほどいい。

荷物が多くて自分のところでは捌ききれなければ、知り合いの業者や下請けにお願いする(これが下請け構造が多くなる原因)

 

そこも捌ききれなければ、また次へ、また次へ

 

 

 

           
 

 

 

 

最終的にどうなるかというと・・・・・

 

 

ドライバーの不足が顕著になっていく。

 

でもドライバーの賃金は改善されない。

 

仕事はたくさんあるが、安い仕事ばかりで割に合わない。

 

倒産・合併していく中小運送会社

 

水屋も仕事はあるがどこの運送会社も断れるため、荷主からは大目玉。

泣く泣く運賃を値上げ。

 

 

そこからやっと変わっていくと言った感じになるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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