成功する人は、損切りをすることを恐れない|損切りを苦手とする日本の風潮

 

 

 

 

Focus

損切り

 

日本人は特にこれが苦手です

 

もったいない、損をしたくない、いつか好転するだろう精神が、
全てを遅らせ破滅させていく

 

 

 

 

 

 

損をしたくないから、そのままにしておく


 

例えば

・赤字の部門

 

・無駄に多い在庫

 

・何もしない正社員

 

 

 

解雇できない無駄な社員

 

 

最近は、大企業での早期退職が多くなっています。

割増の退職金を払うから辞めてくれというやつです。

 

逆にそこまでしないと辞めさすことができないのがはおかしくないでしょうか?

 

バブル前は、正直どんな人でもいい企業に入れました。

大企業で高卒で入社なんて人も、聞けばいるはずです。(50代以降の人)

 

 

 

今では、4割は派遣社員。

・時給は1000円から1500円程度

・3ヶ月の更新制

・評価が悪いと更新なし(気に入ってもらうためにセクハラをうける)

・ボーナスなし

・高齢の正社員よりもスペック高め

・給料が上がることはない

・マイホームなんて夢の話

・安定しないから結婚出産できない

 

 

生まれた時代が違うだけでこんなにも差が出てしまうこと自体おかしな話です。

バブル期に散々遊んで、マイホームを買って、退職金もたんまりもらった人たちは今頃70歳以降で、悠々自適な生活をしている人も多いことでしょう。

 

 

 

 

何もしない人の給料


何もしない人の給料(月50万以上)を払うことで、利益は減り下請けに無理な金額で仕事をさせ、若い人たちは派遣社員としてでしか働けず給料が上がることもない。

 

おまけにそういった社員は、自分はリストに入らない。

自分は必要な人間だと思い込んでいるからタチが悪いです。

 

※大企業に限った話ではありませんが、ほとんどの仕事は誰がやっても誰がいなくなっても回るようになっています。

みんなどんぐりの背比べで多少違うかもしれませんが、社員歴が長ければ長いほどその傾向は高くなる。

 

 

 

【早期退職者募集】あなたの仕事は誰でもできる【8:2の法則】

 

 

 

【損切り】損をしたくないから、企業は今のシステムありきで修正ししていく

 

 

 

要は下にゴミがたくさん埋まっているのを知っていて、何も処理をせずに家を建てるのと同じです。

これは大企業に多い傾向

 

今までのコネや名誉やしがらみなんかで、改善できずにドンドン腐ったシステムの上から積み重ねていく

 

 

 

 

このシステムは創業者一族のAさんが30年前に構築したもので、今でも現役で使っています。

 

さすがは、Aさん。このシステムのおかげでこの会社は飛躍したに違いない。

Aさんがいなければこの会社はなかった。

すごいAさん。

30年経って取締役になっているAさんの元には、出世したいがためにヨイショする課長部長が常におだて煽っている。

 

しかし、現場では

 

いつまでこんな古いシステム使ってんだよ。

 

最近バグが多いんですけど<=====課長『まあ、たまにはそんなこともあるよ。時間は気にしなくていいから頑張ってやって(残業代なし)』

 

こっちのシステム使えば、半分の時間でできますけど、なんでしないんですか?

課長『・・・・・・・』

 

 

 

 

 

会社の功労者は出世し、誰も意見が言えない環境になっていく。

 

もし意見なんてしようものならば、睨まれ出世コースから外されてしまうからです。

 

ただただ、無駄な作業を(2倍時間がかかるようなやり方)やり続けることで出世していくしかありません。

 

 

 

 

大企業のシガラミ


 

大企業になればなるほど、(政治家でも学校でも大学病院でも公務員でも)派閥が生まれます。

派閥に入らなければ出世できない。

その派閥が負ければ、出世できずに地方に飛ばされる。(政治家で言えば、河野さんや小泉進次郎さんがいい例です。)

これの何が悪いかというと、長年の歴史が暴走し無駄なローカルルールが多発する

 

例えば、

・会長ルール

 

・システム

 

・無駄な投資

 

東芝米原発事業で巨額損失

キリン、ブラジル2位のビール会社を買収

DeNA WELQ

三菱地所 ロックフェラーセンターを買収

NTドコモ KPNモバイル AT&Tワイヤレス

 

 

・御前様会議

 

・尻尾切り

 

・ずさんなセキュリティー

 

 

 

 

 

先代よりも自分は凄いことをアピールするために、事業を拡大

 

 

 

これもよくあるボンボン社長の事例

 

先代の社長(親)と比較され、自分は凄いんだということを証明すべく、うまい話に騙され多額の借金を作ってしまい、本業まで危うくするケース

 

だいたいが甘やかされて勉強だけしてきてプライドが高く、温室育ちの今まで苦労してこなかった世襲経営者の人。

 

世襲が多い日本ではよくある話です。

 

だいたいは失敗します。

 

創業家だから誰も止める人がいなく話はドンドン進んでいきます。

 

これでうまくいくパターンは、今の本業が時代の波に呑まれて、経営がままならないときにすることです。

 

本業が調子いいのに、無理に他事業(部品工場がエステやサロンなんかをオープン)に参戦するのは愚の骨頂。バランスが崩れるだけです。

 

 

 

           
 

 

 

 

家の中でも同じことが言えます。

 

物が捨てられない家

なんでもかんでもいつか使うであろうと、保存してしまう人。

しかし、そのいつかは忘れられ必要な時がきた時は新しく買ってしまうという人

 

 

当然家の中は物で溢れ、圧迫感がすごくなる

掃除もしづらい

奥のものを取ったら、手前が崩壊し悲惨なことに

それが嫌でますますそこのエリアはそのままに放置していく

 

なんか狭いなー〜。

なんか臭いな〜

虫多くない?

自分の動くスペースだけ確保しよ。

 

どんどんメンタルが落ち込んでいきます。

 

 

断捨離するなら箱を買うな 【箱が邪魔なんだ】

 

 

 

           
 

 

損切りをする方法

 

 

感情をぶち壊すことです。


 

・上司が取ってきた案件

・社長ゴリ押しの案件

・これは大事な人からのお土産

・これは誕生日プレゼント

・いずれ上がるだろうという考えのゴミ不動産

・倒産寸前の株券

 

 

どうやっても失敗するであろうことをなぜ人は損切りできないのか?

感情がそれを邪魔するからです。

義理人情や思い出や損したくない気持ちです。

 

 

 

 

日本人はさらにその文化が強い


赤字でもひたすら借り入れて続ける老舗企業

 

代々続いた家業を自分で終わらすわけにはいかない

 

従業員を路頭に迷わすわけにはいかない

 

この土地は先祖からの土地だから絶対に売らない

 

 

 

 

必ず数字で判断すること・数字で納得させること


 

・ここまでいったら必ず損切りすると決めておく。それは実行する。

 

・赤字額がここまできたら終了する

 

・これ以上は買わない。買うならば、代わりに一つ捨てる

 

・案件は、感情や忖度ではなく儲かるか儲からないかで判断

 

・物よりも食べ物やお酒が好きだと伝えておく

 

 

 

 

それでもだめならば・・・・

 

・責任を取らされないポジションにいること

・常に勉強しておくこと

・そんな会社は早めに損切りして違う会社に行く

 

 

 

 

 

 

デザイナーの損切り

 

デザインや音楽や小説は正解のない世界です。

答えがない分、迷走すればドンドンドツボにはまっていくことになります。

 

 

 

絵の場合


途中まで書いたが、なんかバランスがおかしい。

 

せっかくここまで書いたし、なんとか微修正でやり直したい。

1から作り直すと、また同じ作業をしなければいけない。

それはしんどいしめんどくさい

しかし、何度修正してもバランスはずれていく一方

 

そんな時、上手い人はどうするか?

迷いなく早い段階で全て消します。

今までかかった時間や苦労は、気にしない

そうバランスが取れないものいつまでも微調整してもうまくいかない。

損切りして最初から新しい気持ちで描いたほうが早かったりします。

 

 

 

 

音楽


これも閃く時は、すぐに答えがです世界。

5分で思いついたフレーズが大ヒットしたり、3ヶ月かけて作った曲が全く受け入れられなかったり。

 

 

 

クリエイター


CMやユーチューブや雑誌・ファッションなんかの世界

 

正直何が当たるかわかりません。

 

これは絶対100万再生行くだろうと予算をふんだんにかけて企画した動画がわずか10万再生だったり、

逆になんとなく30分ぐらいで作った動画が100万再生だったり・・・・・。

 

時代と運と視聴者が見たかったものニーズなど、コメントなどを見て修正してことがほとんどです

 

 

 

 

 

庵野さん


 

エヴァンゲリオン制作

全体の工程もかなり進んでいった頃に庵野さんが言葉を放ちます。

序盤にあたる部分を全て0からやり直したい。

スタッフは沈黙。

 

何ヶ月もかけて作ったであろうパートを全て0から作り直したいと伝える庵野さん。

 

 

庵野秀明監督作品シン・ウルトラマン  延期・公開日調整中

 

 

 

 

 

 

損切りすることで気分を変える


 

損切りすることで、今までの先が見えない環境が変わります。

・0からのスタート

・まっさらなキャンパス

・同じ環境を共にしている仲間

 

 

もうやらなければいけないという環境を作り全員で共有することで、一致団結し想像以上の成果が出ることもあります。

 

 

 

 

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