とうとう出ました。
過去最少を更新です。
2019年
出生数86万4000人
死亡数 1376000人
自然減少数 51万2000人
この数値は、1899年の統計開始以来初めての90万人割れだったのです。
当初、国の予想では90万人を割るのは2020年の予想
86万人になるのは2021年の予想でした。
2020年の出生数予想が90万人・・つまり今現在の発表値が90万人予想ということです。
そして、出ました。
2020年の速報値が過去最少を更新
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87万2683人
あれ?去年の86万4000人よりも多くない?
そうです。その通りなんです。
非常にやり方が汚いないですよね。
もう既に、人数はわかっているのに敢えて多く計上する。
いかにも国のやり方ですね。
実際の確定値は83万〜84万人になる感じです。
2019年86万4000人の時ですら2018年と比べて50000人も出生数が減ったいるのに、2020年それを更新する。
ちなみに過去数年の出生数は・・・・
2001年 117万1000人
2002年 115万4000人
2003年 112万4000人
2004年 111万1000人
2005年 106万3000人
2006年 109万3000人
2007年 109万人
2008年 109万1000人
2009年 107万人
2010年 107万1000人
2011年 105万1000人
2012年 103万7000人
2013年 103万人
2014年 100万4000人
2015年 100万6000人
2016年 97万7000人
2017年 94万6000人
2018年 91万8000人
2019年 86万4000人
1949年 269万6000人
1950年 233万7000人
1951年 213万7000人
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1971年 200万人
1972年 203万人
変わりに死亡数は138万人4544人
前年比で9373人の減少です。
つまり、生まれる人は過去最少を更新して、死亡した人は去年よりも少ない
それを少子高齢化と言います。
問題はまだまだ続く
2020年の出生数の数値です。
まあコロナで大変だったからしょうがないよね〜。なんて思っている人いませんか?
コロナが蔓延しだしたのは2020年の2月頃からです。
子供が生まれるには妊娠して10ヶ月かかります。
ということは去年の出生数というのは、
2019年2月から2020年の2月頃までに妊娠された人の人数になります。
そうです。コロナが始まる前の数値なのです。
考えるだけでゾッとします。
今年・2021年の出生数は80万人を割るのは確定か。
76万人という予想もありました。
毎年50万人もの日本人がいなくなっていくこと。
それは、都市で見てみると
兵庫県姫路市 53万5000人
栃木県宇都宮市 51万8000人
愛媛県松山市 53万5000人
大分県大分市 47万8000人
石川県金沢市 46万5000人
愛知県豊田市 42万2000人
岐阜県岐阜市 40万6000人
これらの都市が毎年消滅していっていること同じです。
人口1万人未満の市町村であれば、100町村ぐらいがなくなっていることです。
どんどん廃村していかなければならない状態と言えます。
コロナでどれくらいの人が、子供を作ろうと思ったか?
どれだけの人が結婚したか?
昔の日本であれば、社会が危機的な状況に陥ると、生存本能が働いて子供を残そうとしますが
現在の日本では、デフレに慣れすぎて不安な将来しか見えなくなっています。
そうすると子供の未来を考えた時、思考は消極的になります。
婚姻数の速報では2020年 1月〜11月・前年同期比 12.8%減少 49万2908組
12月も入れると55万組くらいでしょうか。
最近の婚姻数推移
2016年 62万0531組
2017年 60万6866組
2018年 58万6481組
2019年 59万8965組
1980年代のイギリスの経済誌が日本について書いています。
日本では少子高齢化が急速に進んでおり、いずれ人口減少に転じて社会から活力が失われていくだろう。
今や世界の工場とも言える日本だが、いずれ、自動車、家電、鉄鋼等の産業は中国や韓国、台湾に取って代わられる日が来るはずだ。
未来の日本で生き残るのは観光とデザインの分野くらいしかなくなるだろう