都心から田舎に移住したいと思っている人
結構いると思います。
・毎日の喧騒に疲れた。
・自然豊かなところでストレスなく過ごしたい
・競争することに疲れた
・毎日の満員電車
・のんびり暮らしたい
・子供をのびのび育てたい
これらの理由で田舎に移住しても失敗します。
よく間違えること
・自然と公園
・田舎の村八分
・掃除掃除掃除
・自家菜園とお金
・ローカルルール
・超高齢化社会
・財政は地方交付税に依存
人は、日々の人間関係で構築されていきます。
・批判ばかりしている人ばかりならば、いつしか自分も批判的に
・いつも笑顔のグループならば、自分も笑顔に
・勉強が得意なグループならば、自分も勉強するように
・ポジティブな会社・閉塞的な会社
・ライン作業
これを田舎に例えると、高齢者ばかりで頑固で自分の意見ばかり(変革をしない)のグループに属することになります。
つまり自分も気づかないうちにそうなっていく。
旅は時間限定で表面だけだからいい
旅行に行って、その場所が気にいるパターン
こんなところに毎日住めたら幸せだろう
ここに住んだらなんの悩み事もないだろう
(住民の人)毎日こんな景色が見れて幸せですね。
自分もいつかこんなところに住みたいとなる
しかし、これは大きな間違い
表面だけを良いと言っているだけで、中身は実際のところ大変です。
時間にゆとりができる? <===できません。田舎は人が少ない分いろんなことをやらされます。掃除 会合 集まり 消防団 掃除 雑用 掃除。
会合があったとしても、新入りの意見は1ミリも聞かれません。ひたすら高齢者が難しい顔をして酒を飲みながら議論している風の中で雑用しなければいけません。
ここで何でダメなのかを正論でいった瞬間、次の日から大変なことになるかもしれません。
景色がいい? <=== 景色ほど飽きるものはありません。旅行に行った時、どれだけ景色のいい場所眺めのいい場所でも5時間も6時間見ている人はいないでしょう。
タワマンなんかの高層階の夜景でも1ヶ月もすれば飽きてしまいます。
虫と野生動物 <== 自然豊かな場所 = 自然動物 巨大昆虫との戦いです。 人口の多い場所であれば、数で圧倒できますが、自然豊かな田舎、過疎地域に行けばいくほど、動物の数に圧倒されます。
最後にお金
田舎に移住しようとしている人は、ある程度お金を蓄えていることでしょう。中古の家を買って、家で野菜を栽培して、少し働いて、休みは読書にふける。
お金がかからないと思われる田舎暮らしでもお金は以外にかかります。
車
== 田舎は車社会 車がなければ買い物にも行けない
車は必須になります。
自家栽培
自家栽培はほっておいたらできるというものではありません。
肥料や種 除草 手間と時間がかかります。スーパーで買ったほうがよっぽど安いと感じることでしょう。
また、夜の野生動物対策もしなければいけません。
これを怠ると、一夜で全滅になります。
食事
田舎で採りたての食材を毎日食べれる。これも楽しいのは最初のうちだけです。理由は、毎日同じになるから。
例えば、季節の野菜。
季節の始めの1食目は美味しいことでしょう。しかし、季節の野菜というだけあって、その後は毎日大量に取れます。大量に採れると = 消費しなければならないので毎日食べることになる
結果的に美味しさを感じなくなってくる。
旬な食材は美味しいですが、毎日はきつい 寿司も肉もお好み焼きもラーメンも食べたいのが人間です
仕事
一番の問題 仕事
田舎には仕事がありません。
あったとしても、重労働で低時給・もしくは無償の労働なんかの仕事ばかり。
さて、田舎に暮らそうと思うほどですから、ある程度の資産やある程度の社会経験、役職などを経験してきた方だと思います。
年収400万から800万ほどでしょうか?
今更850円で働ける?
仕事は費用対効果。今まで1日3万円もらっていた人(月額面60万円)が、時給850円で7時間 5950円で1日の大半を使う
5950円 × 5日 = 29750円
5日働いてやっと1日分です。
通勤手当なし ボーナスなし 家賃補助なんてものもなし
家から片道車で40分
家に帰ったら疲れて寝るだけ。
そしてプライドもあります。長年の社会実績と年収600万円稼ぐことができていたという事実が、大きくのしかかります。
そしていつの間にか、その場所に魅力を感じなくなっている自分
都会に戻っていく。
お金の魔力
一度手にしたお金 一度稼ぐ楽しさを知った人 年収〇〇〇万円のプライド
この魔力から離れられる人はそう多くはありません
なんで旅館やリゾート地があるのかを考える
非日常を味わうため
田舎は、仕事をしにいく場所ではない
非日常を味わうため
最初に行った時はこう思う事でしょう
・本当にいいところ
・ずっと住みたい
・そしてら毎日ストレスフリーで過ごせるだろう
しかしそれは大きな間違い
自然と共存することは大変です。
POINT
旅館やリゾート地が快適なのは、従業員の人が毎日手入れしているから
快適な施設を自然の中に作っているから
それで宿泊や観光でお金をもらっているから維持できている
もしも自分だけでそれを実現しようとしたら、休む暇もなく作業しなければいけません。
自分の家ですからお金も発生しません。
都会よりも疲れて1日が終わる日々に、嫌になっていく。