高齢化が激しいトラック業界
数値で見ると・・・・
2004年の70歳以上の大型免許保持者 およそ20万人
2015年の70歳以上の大型免許保持者 およそ68万人
2020年の70歳以上の大型免許保持者 およそ94万人
70歳以上の大型保持者が増えても全体で増えていればいいが・・・・・
2015年の大型免許保持者は435万人
2021年の大型免許保持者は412万人
詳しくはこちら
もはや、どうしようもないレベルになっているように思えます。
そして若者の大型免許離れ
これも著しい。
正直なところ来年2024年問題で一度クラッシュした方がいいのではないだろうか?そんな風にも思えてきます。
さて、なぜ若者は運送業界を嫌悪するのか?
もうブラックだと知れ渡っているからです。
少し調べただけでもいくらでも出てくるブラック労働で低賃金の話。
よっぽどトラックが好きでなければ選択肢から外すのではないでしょうか?
そして、ここからが大きな問題
物流業界に興味を持って大型免許を取る若者も一定数いる。
==>
しかし、新人がすぐに辞めていく
==>
辞めていくから若者がいない
==>
若者がいないから高齢化になっている
なぜ?
排他的な構造
新人に教えない
キツいルートを回される
運送会社は、継続年数が長ければ長いほど、融通がきき、楽なルートを割り振りしてくれる確率が高いです。
だから楽なルートの人間はやめない
その代わりキツいルートの人間は新人がつかされ、入れ替わり立ち替わりで辞めていく
これが現状です。
これを繰り返すことによって、辞めた若者はSNSでブラックすぎると暴露
それが広がって物流業界全体を嫌悪する流れになったいった。
そもそもの原因は?????
新人や若者に無理なルートを押し付けたのが原因。
強いてはそんな無理なルートを作った運行管理者。無理な運行になることをわかって仕事をとってきた営業。
絶対に逆らえない荷主の圧力
結局は自分達で自分達の首を絞め続けていることを理解できていないわけです
年功序列の弊害 運送業だけではない
今になって年功序列の弊害、もしくは限界が露呈し始めている。
年功序列は公務員(教師、役所、官僚、警察官)
をはじめ、大企業、中小企業などほとんどの企業が取り入れています。
安心して定年まで働けるというメリットがありますが、デメリットも多い。
保守的な内部構成
出世するには上司に逆らえない
新人は雑用ばかり
手柄は上司に持っていかれる
出世争いに負ければ出向
変わらない・変えない。だからいつまで経っても古いまま
最初はやる気でなんとかなっても、ほとんどの人はいつの間にかその異常な環境さえも当たり前になってしまう。
やがて新人だった自分も月日が経ち上司のマネをしだし、口ばかりで何もしなくなる。
何もしない人間が口ばかりで、仕事もろくにできないから会社はどんどん弱くなっていく。
弱くなっていくが仕事はある。そういった仕事が全部若手に回っていき、耐えきれずに若者は去っていく。
改善策はあるのか??
改善策は正直ありません。
一度クラッシュさせてから。そこからしか環境は良くならないことでしょう。
今の多重下請け構造・大量派遣時代
荷主の変化がなければいつまで経っても変わらない。
来年の2024年 改変でどこまで変わるのか?
さらにドライバーは減るのか?
会社は存続できるのか?
外ではなく実際に運送業の中で働きながら現場の流れをレポートしていきたいと思います。