【Amazonフレックス】こんなにオファー少なかったっけ? 2023年9月レビュー

 

 

 

 

今年もあと3ヶ月。

 

これから繁忙期に入っていく宅配業界。

 

 

今年は、Amazonプライムデー第2弾が10月14日15日で行わる予定になっています。

 

もうそこからは、前年同様ブラックフライデー、クリスマス、年末とオファーに困るような状況はなくなると予想されます。

 

 

 

しかし、問題なのが今。

 

今の状況を見るとオファーは残念ながら0に近い状態。

 

 

そこで、本題。7月のプライムデーが終わってから10月までって、こんなにオファー少なかったっけかな????

 

 

結論から言うと、ある程働いていました。そこまで多くはないが、

今年のような全くオファーがないと言う状況ではなかったようにも思えます。

 

 

毎年の変化が激しいAmazon。一体何が起こっているのか?深掘りしたいと思います。

 

 

 

 

主なTOPIC

・アーリーアクセス

 

・AIの躍進

 

・軽貨物車ではなく軽自動車解禁

 

・デリプロ

 

・荷量が減った?

 

 

 

 

 

アーリーアクセス

 

 

Amazonはアーリーアクセスの権限をかなり増やしているように思えます。

 

アーリーアクセスとは、稼働率の高い人、配達品質の高い人に付与される特典で1ヶ月先までのオファーを獲得できるサービスになります。

 

簡単に言うと、まずはアーリーアクセスの人が人気のあるオファーを先に獲得。

 

そして1週間前の時点で一般のフレクサーがオファーを閲覧できるようになります。

 

このアーリーアクセスの人が多くなることで、一般のフレクサーはオファーの取得が少なくなるということになります。

 

結果的に朝のオファーや8時間などの長時間ブロックはほとんど現れないことになる。

 

なぜアーリーアクセスをAmazonは増やしているのか?

 

理由は、そっちの方が安定しているからになります。

 

 

毎週必ずオファーを取って配達してくれる。

 

配達品質、誤配や未配が少なく無駄な後処理をすることが少ない。

 

アーリーアクセスの権限を失いたくないから、より丁寧に配達してくれる。

 

 

Amazonからすれば1ヶ月目の人と2年目の人、同じ報酬を払うのならばベテランの人にやってもらった方が何かと都合が良くなります。

 

 

 

 

 

AIの躍進

 

 

では、なぜアーリーアクセスを多くしても問題が起こらなくなってきたのか?

 

今までのアーリーアクセス権限者はそこまで多くなかったと思います。

 

Amazonにとってのデメリットはアーリーアクセスで人を多く集めても、いざその日になって荷物が少なくドライバーを余らせてしまうこと。そうなれば損しかありません。

 

それを可能にしたのがAIの進化。

 

Amazonは物流会社ではなくIT企業です。特にAmazonのAWS。この部門にはかなり力を入れています。

 

今のAmazon配送を可能にしているのもAWSでのシステム構成が行われています。

 

しかし、最初はなかなか上手くいかないことも多かったはずです。

 

 

エリア構成

 

一人当たりの荷量

 

人数配分

 

マップ

 

想定注文数

 

 

これがこの数年で格段に向上してると感じます。

 

 

ちなみにセール時や年末なんかになると、お客さんの注文数が倉庫の能力やドライバーの必要人数を超えてしまいます。そのためそういった時はオファーが多く現れることになります。

 

 

 

 

今年の入ってからの1番の変化は、荷物の最適化。これにつきます。

 

 

データの蓄積により、多くの荷物を一人のドライバーで配らせることが可能になったように思えます。

 

今まで3人必要だったのがAIの成長により、2人で同じ量を配ることが可能になった。

 

1人分の人件費が減るわけです。

 

それを全国で行った場合(システムは同じなのですぐに実行できる)、かなりのドライバーと報酬を減らせることができるようになります。

 

 

           
 

 

 

軽貨物車ではなく軽自動車解禁

 

Amazonフレックスは、今まで軽貨物車での稼働でしかできませんでした。

 

それがこれからは軽自動車(車両条件あり)での配達も可能になっていく模様です。

 

【Amazonフレックス】今後さらに稼げなくなるのは間違いないようだ|2023

 

 

軽貨物車だけではなく、軽乗用車も参入してこれば、余計にオファーが取りづらくなっていくことでしょう。

 

 

 

 

 

 

デリプロ

 

Amazonの配達は、Amazonフレックスとデリプロに別れます。あとは外注先にヤマトと日本郵便。

 

Amazonフレックスでオファーがなく稼げないとなれば、同じシステムを使うデリプロに移籍するという人いることでしょう。

 

そうなれば、さらにオファーは減ることになります。

 

【Amazon】 新たなデリバリーサービスを発表|なぜ?Amazonフレックス・デリプロとの違い

 

           
 

 

 

荷量が減った?

 

 

オファーが無いと言うことは注文される量が減っているのか?

 

実際の数字は分かりませんが、日常の注文数は減っているんではないかと思われます。

 

と言うのも、Amazonフレックスが都市部から始まったのがコロナ禍になる少し前から。

 

そこから外に出れないコロナ時代が始まり、宅配の量が爆発的に増えることになりました。ウーバーイーツや出前館も同様な流れです。

 

その頃からAmazonで注文するようになった人も多くいると思います。

 

そして時が経ち、コロナ時代も終わり、人々は外に出るようになりました。

 

外に出ればショッピングも外で買うようになります。

 

自ずとAmazonで注文するのは、安い小物や重たい飲料や日用品なんかが多くなることでしょう。

 

ちなみにセールになるとAmazonの注文数は跳ね上がります。どこの店よりも安く購入できるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後の予想

 

 

最後に今後の予想ですが・・・・・予想はかなり難しいです。

 

 

 

・宅配の多重下請け構造が世間に晒されて、ジャニーズやビックモーターのような目に会うかもしれません。

 

・来年の2024年問題でトラックドライバーが軽貨物に参入してくるかもしれません。

または、2024年問題で物流能力が弱くなり1日の配達可能個数が減るかもしれません(それを防ぐべくあらゆるところで物流倉庫を建造中)

 

 

・軽貨物ドライバーの待遇を改善するべく国が規制を作るかもしれません。

 

・ヤマトの契約を切られた個人事業主(主に自転車・徒歩の配達員)が参入してくるかもしれません

 

 

 

 

しかし、大きなカテゴリーで言う物流という物の流れはなくなりません。

 

今トラック業界は過渡期を迎えようとしています。

 

 

・人手不足で倒産していく
・過労で事故の多発
・時間規制で稼げないからドライバーを辞める
・超多重下請け構造

 

 

 

 

物流に興味がある人はこちらもご覧いただけると幸いです。

 

大型免許取得者数からみる物流の危機的状況【免許離れ】

 

 

 

 

 

 

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