2020年の上半期
人手不足での関連倒産が過去最高の値に!!!253件
なんかおかしくないでしょうか?
コロナ関連での倒産ならばわかりますが、人手不足での倒産っていうのはどういうことでしょうか?
コロナ関連で倒産している企業が多数あるのにも関わらず、人手不足で倒産?
内約は
・代表者や役員の死亡・引退などが194件
・人手不足での求人難が26件
・社員の独立・転職での求人難26件
・人件費高騰が14件
産業別では
・建設業 58件
・サービス業 56件
・製造業 39件
・卸売業 35件など
ちなみに今のところ、コロナ関連での倒産が318件
コロナ倒産が318件で、人手不足が253件ならば、人手は足りるんではないのか?
コロナと人手不足は別問題
上場している企業を見ればわかります。
上場している企業で倒産したのは 東証一部上場 レナウン(老舗アパレル)負債総額138億円のみ
他の東証1部上場している2160社は、大丈夫ということです。
理由はこうです。
人手不足で倒産しているのは、元請けや二時請けではないことがわかります。
倒産しているのは、4次下請け・五次下請け・零細企業
どんだけ頑張っても潰れていくのは、利益を吸い尽くされた後の製造工程の会社などですね。
実際な話、そういった会社に入りたいと思う人はいるんでしょうか?
客観的にみて、いないでしょう。
今の人が求める仕事は、クリエイティブで上流工程で、人に指図するだけの仕事で、おしゃれな上層階のオフィスですから。
しかも、そういった零細企業が求める人材はこうです。
Focus
✅即戦力は欲しいけど低賃金で頑張ってくれる。
✅新人教育なんてしない、最初からできて当たり前。
✅若くて、やる気があって、協調性のある人求む。
✅40代以上はお断り。
✅正社員よりも派遣社員・派遣社員よりも日本が使える外国人労働者
どんなに社会経験があっても、その業務に関しての実績がなければ薄給なんですね。
本来ならば、人手不足===>賃金上昇===>案件の単価上昇===>上の下請けに交渉===>元請けの取り分が少なくなる
はずなんですが、元請けの業績は絶好調です。
コロナ以前と比べても日経平均は、持ち直しています。
ですから、実際に作業している下請け企業はどんどん潰れていくということになります。
それで、元請けが困らない理由
まさに、どちらに転んでも地獄です。
このまま続けても地獄、倒産しても借金と従業員を残して地獄。
どうしてこんな理不尽なことになってしまったのか?
時代が変わってしまったといえば、それまでですが。
こういったことに陥りやすい企業さんは、優しい人が多い。
(言い換えると能天気。義理人情の人。)
✅今回だけ、この価格でやってくれないかな?今回だけだから。
✅ちょっとここだけハンコ押してくれないかな?内容は大したことじゃないから押すだけでいいよ。
✅来月には、間違いなく振り込むから少しだけ待って欲しい。 相手側:どうやって逃げようかな。
簡単にいうと詐欺ですね。
今回だけこの価格での交渉を簡単に呑んでしまうと、あれっ!!!この価格でできるんじゃん。
じゃあ、次回からもこの価格でできるように交渉してこい!!!
できるはずだよ。
もし、渋ったら契約解除って上司に言われたっていってこい。
ハンコも危険です。大した内容じゃないから、とりあえずハンコだけ押してもらっていいかな。
私も忙しいんで、急いでもらっていいですか?
コピー?大丈夫ですよ。大した内容じゃないですから。
零細企業の人は、簡単に詐欺に引っかかっているんですよ。
日常ならば問題になることも、こと零細企業相手では簡単にこの詐欺が続けられてしまう。
オレオレ詐欺となんら変わらないことなのに・・・・・・
ビジネスの世界では、これができる人が出世していくんです。
これが今の世の中の勝ち組というやつです。