このまま行くと日本は移民国家になり得るのか?
[未来の働き方について]
面白い調査結果があります。
アメリカの働き方と日本の働き方について
アメリカの働き方と日本の働き方を考えた時に真っ先に思い浮かぶのは、
日本は年功序列でアメリカは完全なる実力主義という働き方の違い。
日本は、現在アメリカの物ばかりを使っていますが、仕事の仕方はなかなか変えてきませんでした。
これは、日本の世襲に対する文化を大事にしてきたからだと思います。
日本は古くから君主主義を貫いています。
殿様が偉くてその土地に生まれた人間は何が何でもその土地で暮らし、
そこの殿様には何も逆らうことはできない。
年貢を納め、行きていくことができるぐらいの生活をさせていく。
また、この殿様も徳川家に資産を払い、殿様をやらせてもらっていた。
つまり、今の日本の社会と何ら変わらない構造になっております。
親の言う事も同じで、どんな理不尽なことでも親に逆らうことは許されませんでした。
結婚相手は親が決める。いわゆる政略結婚が普通で親同士または、上司の娘さんなんかと結婚してコネを強くする。
今の政治家の家系図なんかを見ると、よくわかります。
さて、日本は先日移民に対する緩和策(改正入国管理法)を発表しました。
今後、ますます外国の働き手が増えていくことでしょう。
そこで、日本の上司 アメリカ
アメリカは移民国家と言っていいでしょう。
アメリカで起こったことは日本でも起こる。
先日の移民緩和発表と
終身雇用はもう出来ないと発言したトヨタ自動車社長の会見
これからくる日本の将来について考えて見ました。
1980年代アメリカでは白人の人たちが工場で生産していました。
1990年代から移民の人たちがその作業をするようになります。
その結果生まれたのが プアー・ホワイト(貧しい白人と言う意味)
移民の人たちは、働き者で(働かなければ行きていけないから)いろんな業種に参入することになります。
その中には、今絶好調の分野 ハイテク、半導体、などもあります。
やがて、彼らはアメリカで結婚し、子供を授かります。
そして、彼らの子どもたちが20歳を超えてきた現代。
カリフォルニア大バークレー校やスタンフォード大学、ハーバード大学などのトップクラスの大学に入学、卒業をするようになりました。
卒業すると、シリコンバレーの企業やスタートアップを積極的に行動するようになる。
両親のようなワーカーではなく、エンジニアとして現在は、
AI(人工知能)をはじめ最先端分野をけん引しています。
ちなみに、世界を制覇しようとしているアメリカのIT企業
通称GAFAの創業者も同じことが言えます。
Googleの創業者セルゲイ・ブリン氏はロシア系移民1世
Appleのスティーブ・ジョブス氏はシリア系移民2世
Facebookの創設者の一人エドゥアルド・サベリン氏はブラジル系移民1世
Amazonのジェフ・ベゾス氏はキューバ系移民2世
この流れを考えると、今後日本でも同じようなことが起こっても何ら不思議ではありません。
実際、同じようなことをやっていますから、、、、、、、。
むしろ、現在の世襲やコネ入社、海外生産などを繰り返した結果、
日本には将来明るい分野の産業が見当たらなくなってしまった。
優秀な人間には、国籍問わず報酬と名誉を与える。
この国には、それが足りない。
テレビを見ても、全て日本人向け、日本語。
ニュースも外国人労働者が増えたぐらいで
外国人労働者の事故や外国人技術者の話題は皆無。
一番難しいと思われること。
日本人は外国人対して免疫が出来ていない。
同じ日本人でさえ、
今まで世襲でやってきた会社が違う日本人社長に移るだけでも嫌悪感を抱く。
家系を気にして結婚に難色を示す自称成功者のみなさん。
アジア系の人間はただの労働力で白人には一生懸命英語で話そうとする日本人。
簡単に言うと、ナショナリズムが極めて強い国と言うことです。
ここを改善しない限り、優秀な日本人はどんどん海外に出て行ってしまうことでしょう。
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