タンクローリーの仕事は誰でもできるのか?トラック未経験からタンクローリー

 

 

 

タンクローリーの仕事は誰にもできるのでしょうか?

 

 

私の見解は・・・・・・誰にでもできる。とは思います。

 

 

しかし、運転が好きではない人。いい加減な人。覚えるのが苦手な人は向いていません。

 

 

 

 

この仕事はミスが許されない。

 

 

この仕事は、仕事を覚えてしまえばそこまで難しくはありません。ですが仕事を覚えても一度のミスで大惨事に発展します。

 

例えば、事故や混油、隠蔽なんかになります。

 

ちょっとした慣れや不注意で大事故・大損害が発生します。

 

 

混油とは?????


 

混油とはレギュラーガソリンのタンクに間違えて軽油なんかを入れてしまうことになります。

 

その場合どうなるか?

 

お客さんはレギュラーを入れたはずなのに中身は軽油・・・・・そうなると車はどうなるかというと壊れます。

 

同じ油でも引火点や燃焼範囲が違うので、エンジンが壊れてしまいます。

 

問題なのが1台や2台の話ではないということです。

 

そこのガソリンスタンドでレギュラーを入れたお客さん全員の車が壊れることになります。また、ガソリンスタンドもタンクを全て空にして洗浄してからでないと営業はできません。今では混油を防ぐべく、色々な防止策を取られていますが、最終的には人がやる作業です。一つのミスで大変なことになることを常に意識して作業し続けなければなりません。まあ大丈夫だろうというようないい加減な考えや慣れで確認せずに作業をするようになるといずれ大きなミスにつながっていきます。

 

 

 

 

 

 

混油からの隠蔽


 

人は弱い生き物です。ミスを起こした場合、すぐに作業を止めて報告して対策を取る。これが経験が長くなるほどできなくなっていきます。怒られる。大損害になる。恥ずかしい。もしかしたら大丈夫かも(バレないかも)・・・・そんな甘い考えで隠蔽することで被害はどんどん大きくなっていきます。

 

 

 

 

 

運転が好きでない人

 

 

           
 

 

大型免許を取るくらいですから運転は好きな人が多いと思います。

 

ですが普通の乗用車と大型のトラックは別物です。

 

 

 

ただなんとなく楽そうだからトラックに乗りたいというような考えで入ると、大きな事故に発展していく可能性が上がります。

 

というのも大型トラックの運転。これは乗用車の比ではありません。

 

 

・狭い道はギリギリです。

・ちょっとふらついただけで、ぶつかります。

・バックはベテランでも緊張します

・荷物が積載されている場合は、止まるのが遅れます。

・交通渋滞も発生します。

・交差点は事故が一番起こりやすい場所です。

・ずっとスマホ見ている歩行者

・ヘッドホンをしている自転車

・飛び出してくる子供・高齢者

 

 

あらゆる可能性や状況を判断し続けなければなりません

 

 

 

 

覚えるのが苦手な人

 

 

タンクローリーの場合、一般トラックのような手積み手降ろしという作業はありません。

 

だから楽でいいよね?

 

と思われるかもしれませんが、実際のところ覚えることはかなりあります。

 

ガソリン積み込み時の作業手順と積み方

 

積み場ごとのルールと入館書

 

冬場は大混雑

 

積んだら次はスタンドや工場へ

 

スタンドも大きな場所ばかりではありません。かなり狭いところもありますし、給油待ちで混雑しているスタンドもあります。

 

そこにタンクローリーをバックで指定された場所に止めるのは至難の業になります。

 

そこから降ろし作業へ。先ほども書きましたが、降ろし作業もミスが許されません。

 

 

 

 

こういった話を踏まえて・・・この仕事は誰にでもできるかという話になるとやはりいい加減な人、運転が苦手な人、覚えおるのが苦手な人は向いていないということになります。

 

 

 

 

 

かなり大変そうに書きましたが・・・・・

 

 

 

この仕事はマニュアルが存在します。

 

マニュアルではかなり細かいところまで作業手順が書かれています。

 

マニュアル通りにやればミスも起こらないし事故も起こらない。

 

65歳を超えても現役でやっている人も多くいます。

 

運転が好きで、真面目でマニュアル通りに作業できる人であれば、そこまで難しい仕事ではありません。

 

一般貨物と違って体力もそこまで必要ありません。

 

一番重たい物が、タンクローリーから客先のタンクに注入するホースくらいになります。(まあまあ重たいが一日何十回もやる作業ではありません)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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