なんで未経験でタンクローリーを選んだのか?
普通ならば、初めてトラックに乗るとなれば、ますは2トンや4トンからで一般貨物を運ぶと思い浮かべますが、私はタンクローリー業界を選びました。
理由としては・・・・・
タンクローリー業界は基本的に大型車両
難しいことに挑戦してみたい = 後々に実務経験が活かされるプラス参入者が少ない
タンクローリー = トレーラー
インフラに関わってみたい
タンクローリー業界は基本的に大型車両です
タンクローリーは基本的に大型車両になります。
そのため大型免許が必須ということになる。
中型や8トン限定では運転できません。
私のイメージですが、いろんな車両がある運送会社。
軽バン、2トン車、4トン車、10トン車、トレーラーなどなどがある会社は、未経験だとまずは2トン車からスタートすることになると思います。確かに車両感覚に慣れていき徐々に大きくしていくと言うやり方は正しいと思いますが、自分は最初から大型車両に乗りたい、乗ってみたいと言う気持ちが大きかったため。(大型に乗れるようになるのが何年後になるのかもわからない)最初から乗れるであろうタンクローリーと言う業界を選びました。
また、タンクローリーは、単車の場合、全長が9.21メートル、幅2.49メートル、高さ3メートルほどになります。
一般の大型トラックに比べて、2メートルほど短く、高さも低い。幅は同じ。
と言うことで、まだ挑戦しやすいのではないだろうかと思ったのもあります。
難しいことに挑戦してみたい
= 後々に実務経験が活かされるプラス参入者が少ない
タンクローリーでもいろんな種類があります。
よく目にするのが、ガソリンや軽油なんかをスタンドに運ぶタンクローリー。
タンクローリーの中でも大半を占めていると思います。
ガソリンは危険物です。
引火すれば大惨事になります。
そのため、この仕事をするには危険物4類、または丙種の資格が必要になります。
大型免許 プラス 危険物取扱者の免状
トレーラを運転するならば牽引免許
大型免許を取得するのは、教習所に行けば大体の人が取れます。
しかし、危険物の資格は試験形式です。
合格率は33%ほど。
よく簡単だとか言われたりする資格ですが、そんなに甘くはありません。ましてや仕事をしながらの資格勉強は思ったよりも大変です。
タンクローリーは他にも高圧ガス(水素・窒素・LPガス・LNGなど)を運ぶ場合は、高圧ガス移動監視者の資格が必要になる。
タンクローリー = トレーラー
タンクローリーは単車(ローリーと車両がつながっている)とトレーラーに分かれます。
単車の場合、最大積載量16キロリットルのものが主流
トレーラの場合、24キロリットルが主流になります。
単車とトレーラーで比べた場合、1回の輸送で8キロリットルの差が出ます。
当然ですがより多くのガソリン運んだ方が稼ぎは良くなりますが、トレーラーばかりにならないのにも理由があります。
トレーラーでは入れないスタンドです。この10年で作られているスタンドは、ほとんどが大型セルフスタンドですが、昔からあるようなスタンド(セルフじゃない)はかなり狭く単車でどうにか入れるかどうかのところがまだまだ多くあります。
そのため、単車はそういった狭い場所に行く事が多く、トレーラーは1回で多く運べるため大型のスタンドなんかに1回で運ぶ事が多くなります
インフラに関わってみたい
ガソリンスタンドでガソリンがないといったことはほとんど聞いた事がありません。
当然ですが、スタンドにはタンクがあってそこにタンクローリーでガソリンを補充し続けなければなりません。
現在のガソリンスタンドの数はおよそ28.000箇所ほど
世の中にはとんだもない数の車が走っているわけです。ガソリンが無くならないように365日稼働しているのがタンクローリーと言う仕事。
また、冬になれば灯油を使う家庭も多くあります。
ガソリン、軽油、灯油。昨今電気で賄うという時代を想定されていますが、今でも冬や夏になれば電気が不足すると言う状況です。電気自動車が主流になれば、今の現状では全く足りません。
その電気も、火力発電(化石燃料を燃やして電気を作っている)が多くを占めています。
インフラを止めてはいけない。
事故をしたら大惨事になる。
誰かの役に立てる。
災害時は救援活動に役立てる。
危険ですが、人の役に立てる仕事だと私は思っています。
次回 タンクローリー会社の選び方