トラックドライバーなぜ稼げない?今の状況では若者は働かない

 

 

 

 

トラック協会の会長の発言に違和感を感じた。

 

 

この先、残業時間が規制されることで、

ドライバーは今までのように稼げなくなり、

さらにドライバーは減ってしまう。

 

 

 

まあ確かにそうでしょう。そうなるでしょう。

 

しかし、この発言に非常に違和感を感じる。

 

そもそもなんで残業ありきで考えているのか?

 

 

 

基本の労働時間は8時間です。

 

本来ならば8時間働いてちゃんと生活できるのが当たり前の社会ではないのか?

 

 

世間一般で言えば、マイホーム・マイカー子育て、子供を大学まで行かせる。

 

今の日本でこれを1日8時間の労働でできるのは大企業しかできていないのが現状です。

 

 

 

労働者の4割を占める非正規雇用、ならばマイホームはまず無理、マイカーは中古、子供を作ることさえ考えてしまう

 

 

 

 

 

トラックドライバーの場合・・・・

 

8時間プラス3時間の残業をしてなんとかできるという給料体制

 

 

 

長時間の運転

 

手積み手下ろし

 

長時間の待機

 

これを月に25日

 

繁忙期はさらに忙しくなる。

 

手取り30万円?

 

 

逆にそんな状況で事故が起こらないのが不思議でしょうがない。

 

 

 

いやいやプロドライバーだからできて当然でしょ?

 

 

どんなにプロでも集中力には限界があります。

 

人間が集中できる時間はしれています。

 

 

さらに公道には、素人ドライバー 高齢者ドライバー、自称運転が上手い煽りドライバーも走っています。

 

いくらこちらが安全に走っていても巻き込まれて事故になることも普通に起こります。

 

 

 

 

最近トラックの重大事故が頻発しているのをご存知でしょうか?

 

 

亀山

伊勢湾岸

 

 

2024年を前にすでに起こり始めている。

 

 

 

 

なぜ今起こり始めているのか?

 

 

           
 

 

大手の運送会社は前倒しで2024年の規制をクリアーさせているから?

 

 

すでにウチ(大手運送会社)では2024年の規制をクリアーし、安全に運行している。そういった方がイメージはいいですよね。

 

 

そうです。

 

大手物流会社が規制をクリアーさせているということは、

クリアーさせるために下請けや協力会社にそのしわ寄せが入っているとも言えるのです。

 

 

まだ2024年問題をクリアーできていないであろう、
中小の運送会社は過密なスケジュールでトラックを走らせ、
ドライバーは疲労で事故を起こしているのかもしれません。

 

 

 

 

もう一つは、荷主・運送会社


 

荷主、大手運送会社には文句を言えない中小の運送会社。

結局、その皺寄せは、実際に走るドライバーに丸投げ。

 

時間に間に合わせるべく、無理な運行をした結果なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

事故を起こしているのは若手のドライバーだけではない。

 

高齢化が進むドライバー業界。

 

トラックに乗って何十年という人たちも事故を起こしている。

 

 

どんなに運転がうまくても回避できない事故は存在します。

 

 

過信している場合もあります

 

 

過労の場合もあります

 

老化して咄嗟の判断がつかない場合もあります。

 

 

 

 

【物流業界】実際の求人を見て話を聞いてみた結果・・・・2024年問題

 

           
 

 

 

 

物流業界だけではない

 

クリーンでホワイトでクリエイティブと言われている大企業の下には、過酷な状況でなんとか間に合わせている中小企業がたくさんあるということ。

 

 

テレビ業界

 

車業界

 

アニメーション業界

 

IT業界

 

不動産

 

建築

 

飲食

 

どんな業界もこの構造になっています。

 

 

 

 

 

 

今の状況では若者は、物流という仕事を選択肢から除外していることでしょう

 

 

 

 

😑なんでそんな長い時間拘束されなきゃいけないの?

 

😑なんでこんなに待機時間が長いの?荷主側の問題だよね?

 

😑家に帰れない?

 

😑10キロの箱を1000個手積み?手下ろし?冗談でしょ?

 

😑そんなに働いて30万円?

 

😑オッサンばっかりやん

 

 

 

人身事故のリスクや過労・重労働のリスクを考えたら、真っ先に選択肢から無くすことでしょう。

 

 

 

大型免許保有者


 

令和4年   4.083.000人

 

平成20年  4.563.000人

 

 

14年で48万人減

 

 

 

           
 

 

令和4年
65歳以上  1353.000人
19歳〜44歳までの合計  811.388人

 

平成20年
65歳以上  960.000人
19歳〜44歳までの合計  1.648.223人

 

 

14年で19歳〜44歳の大型免許保有者が半分になっている。

 

 

 

 

 

 

 

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