タワーマンションからみる安全な暮らしとは?[移住][過疎化][人口減少]

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月台風19号

 

日本の首都圏をこれでもかというぐらい地図通り通過していきました。

 

 

「台風19号被害」の画像検索結果

 

 

その被害は甚大です。

 

川は氾濫し、街は浸水、ダムは緊急放流する。

レベル5の災害となりました。

 

 

 

 

  今回のテーマはタワーマンションです。

 

 

 

 

 

 

 

武蔵小杉のタワーマンションが多摩川の決壊で浸水し

武蔵小杉駅前 1.5メートルまで浸水。

いまだに停電、断水している現状。

 

 

 

 

         
 

 

   最高の眺めと最高のリスク

 

 

タワーマンションを購入する人はお金を持っている人が多いでしょう。

いかに新しくて一等地で上の階を熱望する。

価格も上の階にいけばいくほど値段は高くなります。

まさにステータスの極みです。

しかし、こと災害に関しては逆のステータスを持ってしまう。

 

 

Focus

エレベーターが止まって40回を階段で回る。

1000人以上の人が住んでいるためパニックになる。

水道、電気の復旧が遅れる。

地震時の揺れは上の階が大きく、誰でもめまいや吐き気に襲われる。

いざという時、逃げおくれるのは上階の人。

 

 

 

今回の台風でわかる通り、一度トラブルが起きると修復するのにはとてつもなく時間がかかり

その間生活することは困難になります。

 

 

 

 

   タワーマンションの修繕期が始まる

 

 

 

         
 

 

 

 

タワーマンションの大規模修繕は12年から15年周期で行われる。

その第1次修繕ラッシュが始まりつつあります。

地上40階などですから一般の家を修繕するのとは訳が違います。

そもそもどうやって修繕していくのかも素人の私にはわかりません。

費用何十億かかり1戸あたり数百万の負担になるそうです。

今までの積立金で賄えるのか?

それが問題になってきます。

満室御礼のマンションでギリギリ

年数が経って、あき数があるタワマンはどうなるんでしょう?

空きがあるということはそれだけ資金が集まらない。

ということは工事費が捻出できない。

投資用で購入している人は修繕期には、もう売り払っているでしょうから

そのあとに購入した人が積み立てることになります。

そこでのトラブルも結構多いようですね。

 

 

建設会社は、得ることが目標ですので修繕費を安く見積もりすぎることが多々あります。

最初の購入した人と実際に修繕期に住んでいる人が違うため、

最初の契約時の修繕見積もりに齟齬が生じている。

最終的に何億も足りないこともあるそうです。

 

 

 

   新規購入の広告費は上乗せされている。

 

新しくタワーマンションを作る場合、

建設主は大きく広告を打ちます。

CMからチラシからギャラリーから

買ってもらうためには相当な金額をつぎ込むでしょう。

さて、そのお金は誰が払うのか?

当然、そのタワーマンションを購入する人に振り分けられていくことになります。

 

つまり、購入した時のマンション価格に含まれていて

売るときには、その金額は含まれない。

1億円で買って、広告費が1戸あたり1000万なら

売るときには9000万がその分譲の価値になります。

 

 

 

   子供の教育にはどうなのか?

 

高層階に住んでいる人と低層階に住んでいる人の出かける頻度という調査がありました。

それによると

高層階に人は低層階の人よりも出かける頻度は20%低い。

 

簡単な話が

 

 

 

         
 

 

 

めんどくさい。

 

それにつきます。

 

エレベーターがなかなか来ない。

気圧が違う。

忘れものしたらまた40階まで取りに行く。

電気付けっ放しでまた40階までみに行く。

買い物した荷物を40階まで運ぶのはしんどい。

お腹が痛い時の1階から40階までの道のりは地獄。

 

 

 

結果的に

家の中で遊ぶようになる。

ゲームをする。

ウーバーイーツ で持ってきてもらう。

アマゾンで注文する。

 

外に出るのがめんどくさい。

 

それは子供も一緒です。

 

Focus

子供が家から出ないと

本当に全く出なくなる。

友達とも疎遠になる。

運動能力の低下。

人見知りになりやすい。

1人で遊ぶことが多くなる。

 

 

 

   売り手は売ってしまったら知らんふり

 

建設主は売ることが全てで儲けることが全てです。

それ以上もそれ以下でもありません。

無事に全室売れたら、そのあとはまた次のタワマンを作るのみ。

 

 

 

   今後起こり得ること。

 

儲かるのは建築会社と銀行

 

 

 

 

         
 

 

 

貿易赤字

不動産の高騰

銀行の貸付残高

赤字国債の量産

だけど大規模な金融緩和と一般庶民に恩恵がない隔たり。

お金の量はバブル期を超えています。

不動産の価格もバブル期を超えています。

 

 

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これらの要因で起こった大事件が実は発生しています。

今から12年ほど前、場所はアメリカ

世界を震撼させた大事件

 

リーマンショック

 

価値のない債権を優良債権に紛れ込ませ

世界中にばらまいた。

信用会社(S&P・ムーディーズ)は信用を保証し、だぶついたお金が債権に回る。

 

そして不動産のバブルによる高騰。

お金のない人でも簡単にローンを組め

それを人に貸すことで資金を得て、また不動産を買う。

低所得者でも何件も家を所有することができた。

 

しかし、1つ歯車が外れたら早いです。

不動産の借り手がいなくなる。

毎月の支払いが滞る。

家を没収される。

 

債権に信用がなくなる。

一斉に売りがでる。

 

結果は、ご存知だと思います。

世界中を巻き込む株暴落。

リーマン・ブラザーズ倒産。

日本の市場も軒並み下落。

失業者で溢れる。

 

 

 

こういったことは地震と同じで忘れた頃に訪れます。

そしてアメリカで起こったことはなぜか10年ぐらいすると日本でもおこる。

どうなるかは起こってみないとわかりませんが。

次の世界不況は日本発信かもしれないことを忘れてはいけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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